2015-01-01から1年間の記事一覧
顔は氏か育ちか?生まれか環境か?特性か経験か? 結論的には、両方!です。 それだけで終わってしまうと身も蓋もないので、こんな研究から少しずつ考えてみましょう。 アメリカのトップ100に入る弁護士事務所のマネージングパートナー(the Managing Partner…
万国共通に認められる「美しい顔」というものがあります。顔の左右非対称度、眉や目や鼻などのパーツと顔面積の比率などによって誰もが頷くような顔の美しさというものは決まっており、これは生まれ持った資質の影響が多分にあります。 お察しの通り、「美し…
本日のブログはLie to meのウソ・ホントです。 Lie to meエピソードⅠの4話で、花嫁が自分の名前を言うとき、彼女の片方の肩だけが上に動きます。この動きから、ライトマン博士らは花嫁が自分の名前について嘘を言っているのではないかと疑います。 この解釈…
私たちの感情は身体の様々なチャンネルを通じて表現されます。顔、身体、声、しぐさ、姿勢、接触…などなど一つの非言語チャンネルを通して伝えられることもあれば、複数のチャンネルを同時に使い伝えられることもあります。 ところで、特定の感情を伝えるの…
私たちは愛想笑いの裏にある本心にどれだけ敏感なのでしょうか? 愛想笑いは、おもにその場の人間関係や場の空気が悪くならないようになされます。否定的な感情を隠したり、相手に配慮するためになされたりします。したがって愛想笑いの裏にある本心は状況に…
前回の続きです。 今回のテーマは、 愛想笑いに効果はあるのか? です。 実験の結果、効果なし、ということのようです。 女性の「笑顔」を科学する①で示した面接場面を記録した映像を、音なしバージョンで、50人の男女に視聴してもらいます。そこで愛想笑い…
女性がニコッとあなたに笑いかけます。 それは本当の笑顔でしょうか? 本心からの笑顔?それとも愛想笑い? どうやって区別しますか? どんなときの笑いが愛想笑いになりやすいのか? 愛想笑いにポジティブな効果はあるのか? 私たちは正しく愛想笑いを認識…
ボディー・ランゲージを日常生活に有効活用しようとするものの中で有名なものとして、相手の動作を真似る、というものがあります。会話中、相手のしぐさや姿勢をさりげなく真似ることで相手に好意を持ってもらえるという効果が様々な書籍の中で謳われていま…
選挙で誰に投票するか? このまま同じ政党を支持し続けて良いのだろうか? 今回はどんなマニフェストを掲げているのだろうか? それは実行可能なのだろうか? この候補者は信頼できるだろうか? この候補者はどのような性格なのだろうか? …などなど、様々で…
この人何か信頼できそうだな。 この人何か賢そうだな。 この人何か怪しいな。 この人何か信仰を持っていそうだな。 …等々 知らず知らずのうちに人の見た目の印象だけから私たちは日々、目の前の人の特性を推定しています。古くは顔相学の領域で、現代では心…
Lie to meエピソードⅠの4話冒頭で「危険表情」というものについてライトマン博士は説明しています。 「危険表情」とは、暴力犯罪をこれから引き起こそうと企てている人の表情のことを言います。 本当にそんな表情などあるのでしょうか? 実は、あります。 こ…
商品やサービスのクレーム対応をしている店員さんとお客さんとのやり取りを観察することがあります。そのときのお客さんの表情は様々ですが、私たち日本人やアジア系のお客さんがクレームを述べているときと欧米系のお客さんがクレームを述べているときには…
表情にも言語と同じように方言があるという説があります。表情の方言理論(A dialect Theory)と言います。 (Elfenbein & Ambady, 2002; 2003). この理論によれば、私たちの顔に万国共通の7表情が表れるとき、文化を超えてそれらの表情は正しく識別されるが…
笑顔の接客というキーワードは、接客業に関わる方々にはあまりに当たり前すぎて、 なぜ笑顔の接客が重要なのかについて疑問すら感じられないかも知れません。 なぜ、どのように笑顔の接客が重要なのか? 笑顔の接客において注意しなくてはいけないことは何な…