微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

儀礼としてのボディーランゲージ②

前回は犯罪者の表情を題材に特殊な事例を書かせて頂きましたが、今回は、身近な例で考えてみたいと思います。 様々なボディーランゲージを扱う書籍に「『腕組み』は自己防衛や批判のサイン」とか「『両肘を曲げ腰に両手を置く』のは自信のサイン」だとか書い…

儀礼としてのボディーランゲージ①

某テレビ局の依頼である人物の表情分析をさせて頂きました。 理由あってその分析の様子は放映されず、お蔵入りしてしまいました。 その表情分析なのですが、非常に興味深いものでした。 分析したのは警察車両に載せられている人物の表情なのですが、その表情…

赤ちゃんのドゥシェンヌ・スマイル

本日は久々に赤ちゃんネタです。 ドゥシェンヌ・スマイルとは、口角の引き上げと、目の周りの筋肉の収縮が共に起きる場合の笑顔のことを言います。目尻にしわが出来るのが特徴です。さて、赤ちゃんももちろんドゥシェンヌ・スマイルをします。ただちょっと私…

ベッキーは許せても、舛添知事を許せないのはなぜ?

本日は時事ネタを通して、感情のメカニズムについて学びましょう。 テーマは、 ベッキーは許せても、舛添知事を許せないのはなぜ? です。 「そりゃ、色恋沙汰と政治資金問題は、次元が違うでしょ!そんなこといちいち考えなくてもわかるでしょ。」と言って…

2016年5月14日(土)キャリタス就活フォーラムDISCOイベント振り返り

本日は、本日開催されましたキャリタス就活フォーラムby DISCO様のイベントを振り返らせて頂こうと思います。 本日は、面接対策を通じて、相手の意図を感じ、自分の想いを正しく伝え、コミュニケーションの場を適切に治めるためのTipsをお話しさせて頂きまし…

モナリザの微笑のなぞー表情解釈編

本日は、モナリザの微笑のなぞー表情解釈編です。 前回、モナリザの表情には、幸福と嫌悪が読みとれる、という分析をしました。 なぜでしょうか? モナリザのモデルをめぐる議論の中で、モナリザはダヴィンチ自身ではないか、という説があります。この説を…

新時代のウソ検知の科学⑪―文化間のウソ③

先週は、ウソのサインが生じ得るかどうかということに関して文化がどう影響するかをご紹介しました。ウソをつく側の問題についてでした。本日は、ウソを見抜く側の問題についてご紹介いたします。 異なる文化圏に属する人の話の真偽を判定し、その精度を測る…

モナリザの微笑のなぞー表情分析編

皆さんは、モナリザの表情から「彼女」のどんな感情を読みとりますか? FACSが搭載されたコンピュータの分析により、モナリザの表情の中には、83%の幸福、9%の嫌悪、6%の恐怖、2%の怒りが込められているという結果が見出されました。 モナリザの表情を加工し…