微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェスチャーのある風景①―Noのジェスチャー

先日、ほぼ満席状態のスタバで席を探しているとき、一席だけ空いている様子に気づきました。そこに近づいてみると、丸いテーブルに2つのイスがあるのですが、1つの席に女性が座っており、隣のテーブル席の人と話しているのに気づきました。そんなシーンで…

新時代のウソ検知の科学⑤―観光地でテロリストを発見する

今回のブログは、東京オリンピックの警備にも関わるお話です。 観光地や有名な都市には様々な人が訪れ、多くの人々がその思い出を写真に収めています。その多くは、普通の観光客や写真愛好家なのですが、その中にテロリストや犯罪者(正確に言えば将来の犯罪…

表情分析官への道⑤

表情分析官の道④から随分経ってしまいました。 今一度これまでの内容をまとめますと、表情分析の専門家を目指す最初のステップは、次の3つです。 ①TOEIC900点程度の英語力を有すること ②認定FACSコーダーになること ③FACSに関する基礎文献を読むこと です…

新時代のウソ検知の科学④―認知的負担を高める質問法②

先週の土曜日の続きです。 もっとウソ検知率の高い質問方法は? ということで、今回は単体でもウソ検知率が高い質問方法を簡単にご紹介します。 反予測質問法 反予測質問法とは、回答者が回答を求められることを予測していない質問をする方法です。ウソつき…

2016年3月12日(土)キャリタス就活フォーラムDISCOイベント振り返り

本日は、先週の土曜日に開催されましたキャリタス就活フォーラムby DISCO様のイベントを振り返らせて頂こうと思います。 面接対策を通じて、相手の意図を感じ、自分の想いを正しく伝え、コミュニケーションの場を適切に治めるためのヒントをお話しさせて頂き…

新時代のウソ検知の科学③―認知的負担を高める質問法①

先週の土曜日の続きです。 ウソをついている者は正直な者に比べて、認知的負担が高い状態にいます。そこでインタビューのときに認知的負担を高める質問をすることで、ウソつきにとっては答えるのが難しく、正直な者にとっては答えることが容易な質問法が様…

覚えやすい顔・覚えにくい顔

一ヶ月ほど前、新橋にあるお寿司屋さんで二言三言会話を交わした板前さんがいました。 一昨日、池袋にあるお寿司屋さんに入った瞬間、「あ!この前、新橋にいましたよね?」と目の前の板前さんに無意識に言葉を発していました。 その板前さん曰く、池袋のそ…

新世代のウソ検知の科学②―ウソをつくのは大変?

ウソをつくときって頭を凄く使いますよね。これを、認知的負担が高い、と言います。 ウソを上手くつくために、自分が話したウソの内容を覚えていなくてはいけないし、辻褄が合うようにストーリーを構築しなくてはいけないし、相手に与える印象も正直者に見え…

表情分析を学ぶことと現代文を学ぶことは似ている

私が様々な場所で表情分析の話をしていると両極端な反応が返ってきます。 好意的な反応としては、 「これは凄い!表情をこんなに論理的に説明出来るなんて!!色々なことに使える!!!」 というものです。 否定的な反応としては、 「表情なんて勉強しなく…