微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「>_<」を「^_^」に変える

このブログの読者の方はご存知のように、現在わかっている万国共通の感情は「幸福」「軽蔑」「嫌悪」「怒り」「悲しみ」「恐怖」「驚き」の7つです。 これらの感情を一瞥すると、「幸福」はポジティブ、「軽蔑」「嫌悪」「怒り」「悲しみ」「恐怖」はネガテ…

感情を読むメガネ

Google Glassという商品をご存知ですか? メガネに搭載されたカメラで様々な情報を読み取りユーザーにそれを提供してくれる商品です。提供される情報は様々ですが、私が注目している情報は、「感情」です。 まずは以下の動画をご覧ください。 なんとこのメガ…

表情戦略

私たちは日々、様々な意図を伝えるために表情をコントロールしながら他者とコミュニケーションを図っていますが、この表情のコントロールの仕方には個人の性格の違いが反映しているようです。 ある実験で100人の実験参加者に感情が喚起されるような画像を見…

メディア論・コミュニケーション学から表情研究へーその3

(前回のお話) 修士論文執筆の傍ら表情学にも没頭し、4?3?年かけて修士課程を修了。表情学を本格的に研究すべく大学院を探すも、様々な理由から断念する。それでも、表情学への憧憬は捨てきれず、独学は続く。どうやって独学から体系的な専門知識を得てき…

メディア論・コミュニケーション学から表情研究へーその2

(前回のお話) 大学院でコミュニケーションのメカニズムを学ぶうちに、暴動という集団行為の根底に流れるコミュニケーションのメカニズムに興味を抱き、それを可視化しようと試みたものの… 仮説は立てられるのですが、どうしてもその仮説が実証できないこと…

メディア論・コミュニケーション学から表情研究へーその1

今回は、少し私のお話をさせて頂こうと思います。 私は、東京大学大学院情報学環・学際情報学府というところに入院(※)していました。 ここは、メディア論やコミュニケーション学を中心とした学問横断的な大学院でした。私の研究テーマは、 「インドにおけ…

『「行動観察」の基本』

本日は、松波晴人著(2013)『「行動観察」の基本』ダイヤモンド社の書評をさせて頂きたいと思います。本書から溢れだすメッセージを私なりの理解で語らせて頂くと、以下のようになりました。 「数値化されたデータではなく、生の現場に足を踏み入れて得られた…

ダーウィンの足跡

人の顔は古くから様々な興味の対象であり続け、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)も『絵画論』で顔の様態の一般的な原則について考察しています。そして18世紀には骨相学が流行り始めたとの記録が残っております(池田, 1987)。 顔の表情に関する科学…

万国共通なボディーランゲージープライドと恥

本ブログの読者の方はよくご存知のように、7つ基本感情は万国共通の表情として誰の顔にも表れることがわかっております。 それでは、顔以外のボディー・ランゲージで万国共通なものはあるのでしょうか? 結論としては、あります。 ボディー・ランゲージの多…