微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2024年4月期開講コース紹介第三弾「戦略的インタビューコース」

こんにちは。株式会社空気を読むを科学する研究所の清水建二です。
番外編に続き、本日も弊社主催2024年4月開講のコースについて紹介したいと思います。

 

本日紹介のコースは、2024年4月27日 (土) 開講「戦略的インタビューコース」です。

 

接客、売買交渉、マーケティング、採用面接、犯罪捜査等々、人のホンネを把握することが要となる場面があります。相対する人物がホンネをストレートに発してくれれば、目的は達成できるのですが、様々な理由でホンネは隠されます。

 

そこで、ホンネを推測するための言語サインや非言語サインが検討されるのですが、これらサインは、微細かつ、観察タイミングが把握しづらいことがあります。そこで、これらサインをわかりやすくさせるための手法が盛んに検討・開発されています。その一つが、面接法や質問法と呼ばれるものです。本コースでは、質問の仕方に焦点を当て、学びます。

 

戦略的に質問をすることで、相対する人物が提供する情報の網は広がります。こちらの知りたいことを闇雲に質問しても、その答えは散発的になり、相手が持つ情報の全容を得ることは出来ません。また、どんな質問がどんな心理を刺激するのかの理解なくしては、どんな質問をいつすべきなのか、戦略が立てられません。微表情や微動作を検知できる高いレベルのスキルを持っていても、観察すべきタイミングを逸したり、それらサインの解釈を間違えてしまったり、そんなことが起きるでしょう。

 

また、ウソをつく者は、でっち上げた供述を再生し、正直に話す者は、自身の記憶を再構築して話します。再構築による供述は、再生にはない、供述内容の追加や訂正などが生じることがわかっています。しかし、こうした言語サインも質問の仕方を間違えると使い物になりません。

 

質問の長短を知り、質問刺激と言語・非言語反応の特徴をセットで捉えることが重要なのです。

 

ここで、「言語・非言語サインではなく、証明書、推薦状、許可証、関係者の証言、その他物的証拠に直接アクセスすればよいではないか?」という声が聞こえて来ます。もちろん、相対する人物の言っていることを物的証拠から裏付けることが出来れば、それに越したことはありません。しかし、物的証拠があるのか、物的証拠の信用性はどうか、物的証拠とどんなつながりがあるのか、物的証拠を探すコストをかけるべきか等々は、ときに、その人物の言動から推測・判断されます。したがって、質問法を駆使し、効率的に人的情報を得るスキルが大切なのです。

 

質問法の理論だけでなく、動画観察やロールプレイを通じて、実践的に質問法のスキル習得を目指します。

 

4月27日 (土) 開講13:00開講です。
詳細・受講方法は、次のURLをご覧ください。

https://peatix.com/event/3860150/view

 


清水建二