微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

「表情分析プラクティショナー養成オンデマンド」資格取得コースの紹介

私、清水建二が特別顧問を務めております日本交渉協会にて、

清水監修及び講義担当の「表情分析プラクティショナー養成オンデマンドコース」

が開講されております。

 

本コースを受講し、試験に合格することで、

NPO法人日本交渉協会認定の

「交渉アナリスト表情分析プラクティショナー」資格を取得することが出来ます。

 

他者の微細な表情変化から

潜在的な問題が生じていることに気づき、

コミュニケーションの流れを円滑化させることで、

問題を解決するアプローチ法を学ぶことを目的としています。

 

オリエンテーション、理論編、実践編から構成され、

表情について理論的に学べるだけでなく、

日常・ビジネスコミュニケーションで

どう活かすことが出来るか実践的にも学ぶことが出来ます。

 

会話の相手はあなたの話を、どの程度理解しているだろうか?

商談相手の予算はどのくらいだろうか?

部下は仕事をどんな気持ちで、受けてくれただろうか?

部下に伝えたアドバイスが、どの程度受け入れられているだろうか?

接客中、笑顔以外にどんな表情が大切なのだろうか?

どんな表情で返答するのが、相手に共感を示せるだろうか?

採用面接で抱く違和感をクリアにするには、どうしたらよいのだろうか?

等々。

 

こうした疑問を表情観察・分析の理論から解明します。

豊富な画像・動画を用いて実践演習をし、理論を血肉化します。

 

表情分析に関する日本の資格で、

2023年6月時点で清水が認めるものは他にございません。

清水の知識と経験を厳選して盛り込んだ講義&資格です。

表情観察・分析について今一歩深めたい方は、

是非、本資格取得を目指して下さい。

 

詳細・お申し込みはこちらのURLより、よろしくお願いいたします。

nego-analyst.jp

 

 

清水建二

2023年6月10日(土)13:00-17:00開催「清水ゼミリユニオン」【対面・オンラインライブ・録画開催】

こんにちは、空気研の清水建二です。

本日は、特別なセミナーの宣伝です。

 

6月10日(土)に清水ゼミリユニオンを開催します。

 

清水ゼミは、

認定FACSコーダーの資格を持っている方を対象に、

表情分析の知見と分析・解釈技術を高めるために、

半年ごとに開催しているコースです。

毎月、学術論文を読み、議論し、課題動画をFACS分析・解釈し、

ゼミ生一丸となって、プロフェショナルを目指し続けています。

 

そんな清水ゼミですが、開講時期が毎年10月-3月のため、

「4月-9月にも何か論文やFACS分析を深める機会が欲しい」

「同じ興味・関心を抱く仲間と集いたい」という声や、

「しばらく清水ゼミに参加しておらず、復帰のタイミングを探っている」

「半年間は厳しいが、単発で学びを深める機会が欲しい」

という声を頂いております。

 

そこで、「清水ゼミリユニオン」を開催させて頂くことにしました。

 

今回のセミナーでは、

得るもの失うものが大きい状況において、

真実の話をする者に比べ、ウソの話をする者は、

どのような表情・微表情が生じるのか?

真実を話すときとウソを話すときでは、

表情・微表情にどのような違いが生じるのか?

という疑問について、学術論文を読み、知見を得、

実験動画をFACS分析し、実践力を高めます。

 

ここで今回、本セミナーで使う動画を少しお見せしたいと思います。

4分弱の短い動画です。

 

問題:次の実験参加者は、実家の間取り、趣味、職業経験について話しています。

しかし、どれか一つだけウソをついています。

 

実験の設定:

各話の様子を観察者が見ており、

実験参加者の話が信用されれば、

実験参加者は賞金(平均1万円)を獲得することが出来ます。

話が信用されなければ、罰(賞金の没収、

完成までに1時間かかるアンケートに答える)が科されます。

 

ウソの話はどれでしょう?挑戦してみて下さい。

 

www.youtube.com

 

いかがでしたでしょうか?

簡単でしたか?難しかったでしょうか?

 

ウソの話にはある微表情が生じています。

しかし、真実の話にも同じ種類の微表情が生じています。

微表情はウソのサインになりますが、ウソの話にも真実の話にも

微表情が出て来てしまっています。困りました。

 

この理由は、色々ありますが、例えば、

真実を話していて、冤罪を被せられてしまうことに対する感情のブレ、

ウソを話していて、ウソがばれてしまうことに対する感情のブレ

が、一見、似ていることに起因します。

 

どうしたらよいでしょうか?

個人内比較というものをすることで、この問題を解決できます。

気になる解答・解説は、清水ゼミリユニオンで行います。

 

この問題の他にも、個人間比較を用いた動画分析も行います。

 

科学知見も実践力も磨くことの出来る清水ゼミリユニオン、

現清水ゼミメンバー、これまでのメンバー、資格保持者などなど

皆さまの参加をお待ちしております。

 

開催日時:2023年6月10日(土)13:00-17:00

開催場所:恵比寿会場(リアル)・オンライン(ライブ・録画)

詳細・お申し込みは、次のURLよりよろしくお願いします。

https://peatix.com/event/3570622/view

 

それでは、会場、あるいはオンラインでお会いしましょう。

 

 

清水建二

2023年5月20日(土)13:00-15:00開催「危険人物を探知せよ!未然に危険を防ぐ表情観察法セミナー」

 

2023年5月20日(土)13:00-15:00に「危険人物を探知せよ!未然に危険を防ぐ表情観察法セミナー」と題したオンラインセミナーを開催します。

 

セミナーは、暴力行為を計画している人物の表情を検知し、危険を回避するスキルを養成することを目的としています。

 

カリキュラムは、次の通りです。

 

Part 1. 実践編

・危険表情検知プレテスト

・二つの危険表情-攻撃を目論んでいる顔と理性を失った顔

・危険表情と間違いやすい表情

・<トレーニング>危険表情検知トレーニン

・危険表情検知ポストテスト

 

Part 2. 理論編

・危険表情の科学的根拠

・ANCODI仮説-集団暴力を誘発する感情と表情

 

科学的に実証され、米国の警備・警察機関で採用されているツールでトレーニングします。自分及び自分の大切な人の安全度を引き上げたい方は、参加を是非ご検討下さい。

 

詳細・お申込みは、次のURLをご覧ください。

https://peatix.com/event/3567373/view

 

 

清水建二

微表情研究家の観察日記1-オカマバーと占い

 

オカマバーに行って来たときの話。

 

ある飲み屋街の一角にオカマバーがあった。

 

男性同性愛者バーと書いた方が、ポリコレ的には正しいのだろうけど、その店の看板にオカマバーと目立つように書かれてあったため、オカマと呼ぶ方が敬意を示していることになると思料。

 

バーに入ると、カウンターに店主。ピンクと白のドレスに身を包んだおじさん。小柄で化粧はバッチリだけど、10メートルくらい離れていればわからないかも知れないけど、この距離だと、おじさん。

 

「はじめて?」

 

「はい」。

 

「こちらにどうぞ」。

 

料金説明をしてもらい、飲み放題に入っている赤ワインをオーダー。

 

店には、店主の彼女と私のみ。

 

この店は、コロナが日本に蔓延するちょっと前に開店したんだとか。

 

「タイミング最悪ね」。

 

「営業出来ていたんですか?」

 

「まぁ、常連さんが来てくれたから」。

 

「常連さんというと、前のお店からの?」

 

彼女は、関西某所のオカマバーで一従業員としてずっと働いていたようで、ついに独立。

 

お互いの身の上話をしていたところ、お客さんが一人入店。

 

「今、他のお客さんがいるから、あまり接客できないけど」。

 

彼女は、女性のお客さんにあまり関心がない様子。その女性のお客さんのオーダーを取り、オーダーの飲み物をそのお客さんの前に置くと、私の前に戻ってきた。

 

彼女と私が、他愛もない話をしているのを、二つ空けた席から声もなく微妙に頷く女性のお客さん。

 

居心地が悪くなって来た。そんなに話も盛り上がらない。帰りたくなってきたけど、帰るには悪いくらい早い。

 

「ちょっと、あなた、40にもなって『一杯いかが?』とか言えないの?」

 

言える。言えますよ。普段は。言い過ぎるくらい言ってますよ。

っていうか、ジェンダーという常識は破っても、年齢という常識は破らないのね、

 

と思う。

 

「じゃあ、一杯どうぞ」。

 

「ありがと」。

 

この店の看板に占いが出来ると書いてあったのを思い出す。

 

「占い出来るんですか?」

 

「タロット、手相、姓名判断、色々できるわよ。小学生の頃からやっているの」。

 

「そうねぇ、あなたは、頑固なところがある…。でも、ときに驚くほど柔軟な発想も出来る。どう?思い当たるでしょ?」。

 

コールドリーディングかよ!

 

と心の中で盛大に叫ぶ。

 

でも、お願いする。お願いしないと間が持たない。

 

「じゃあ、お願いします」。

 

「はい、3,000円」。

 

「え?今、払うんですか?後でまとめて」。

 

「サービスだから」。

 

色々モヤモヤするものの、お願いする。

 

全く印象に残らないほど、内容は覚えていないが、唯一覚えていることがある。

 

「あなた、26歳か27歳のときに人生を左右する出来事があったでしょ?」

 

「はぁ…」。

 

「あったはず」。

 

じっと、私の目を見る店主。

 

虚ろな目で見返す私。

 

平均的に社会人になって5~6年の男性なら、仕事に慣れ、部下が出来、信頼も集まって来る。

大きなプロジェクトを任されたり、自分の可能性を再考し、転職を決意したり。

ビジネスパートナーが見つかって独立、なんて考えるのもこの時期かも知れない。

プライベートでは、将来の伴侶も見つかる時期というのもあるかも知れない。

 

一方、そのときの私は、大学院生真っ只中。

そのときの出会いや出来事を一つ一つ取り上げて、

今に通じる価値を事細かに洗い出し見出そうと思えば、見つかるかも知れない。

しかし、そうした多大な努力をしなければ、その可能性すら判断できないレベルである。

 

もう帰ろう。

 

「じゃ、お会計お願いします」。

 

「はい、ちょっと待ってね…え~と、シャンパン頂いたから、2万1千円ね」。

 

シャンパン飲んでたのかよ。

 

と心の中で呟く。

 

「カード使えますか?」

 

「うちカード使えないの。現金でお願いね」。

 

「現金あったかな?」

 

「40なら10万くらい財布に入れておくものでしょ」。

 

やはり、彼女にとって、年齢という常識は、鉄壁のようだ。

 

「はい、じゃあ、これで」。

 

どっと疲れた。

 

店外まで見送りに来てくれた彼女。

 

「今日は、ありがとう。そうそう、今週末でこの店閉めるの。また縁があったらどこかで会いましょう」。

 

コロナ禍直前に店を開き、収束し始めたタイミングで店をたたむ。

 

占いは!!

 

 

清水建二

20230417岸田文雄首相襲撃事件に思うこと

和歌山市雑賀崎(さいかざき)漁港を応援演説に訪れていた岸田文雄首相に爆発物が投げつけられた事件。警察官一人と聴衆の方一人が怪我をされたようですが、岸首相はじめ、その他の聴衆に負傷者は出なかったようです。しかし、ニュース映像を観ると、爆発物は首相のすぐ後ろに投げ込まれているのがわかります。時間差で爆発したため大事には至らなかったものの、投げ込まれた瞬間に爆発していたら、大惨事になっていたかも知れません。

 

昨年7月、奈良市で安倍元首相が銃撃死して以降、警護体制が見直されたものの、今回の事件を防ぐことは難しかったようです。防護版や金属探知機、持ち物検査など、物理的な「壁」の活用方法を再考することはもちろんですが、警備・警護にあたる警察官の観察力を向上させることにも注力すべきではないかと考えます。

 

なぜなら、物理的な「壁」の徹底を推進し、頼りきってしまう、あるいは、安心してしまうことで、生身の人間の注意力や観察力が低下し、その「壁」をすり抜ける危機に敏感に反応できなくなってしまうのではないか、そんな危惧を感じるからです。

 

私は表情分析の専門家として、様々な職種の方々に、微表情を生身の目で検知できるようにするスキルを教えています。微表情とは、抑制しきれない感情が、瞬間的に顔に表れる表情のことをいいます。0.5秒ほどの現象であることが確認されています。

 

微表情を検知することが出来れば、抑制された幸福・軽蔑・嫌悪・怒り・悲しみ・驚き・恐怖表情をはじめ、危険表情といい、暴力行為を計画・実行しようとしている段階の表情を検知することが出来ます(具体的な危険表情については、過去記事を参照して下さいhttps://toyokeizai.net/articles/-/603239)。

 

微表情は、専門的なトレーニングを積まない限り、意識的に捉えることは出来ません。しかし、微表情を検知することに特化したツールを用いることで、1時間のトレーニングで、微表情検知正答率が40%(事前テストの成績)から80%(事後テストの成績)にまで向上することがわかっています。またトレーニング実施後、微表情検知トレーニングを2~3週間していなくても、その精度は持続されることがわかっています(Matsumoto & Hwang, 2011)。

 

さらに、レーニングを経験していない状態でも、「よく観察しよう」という動機を高めるだけで、微表情の存在に身体が反応するという実験結果が報告されています(Svetievaら, 2016)。具体的には、微表情が目の前に表れるとき、意識的には微表情の存在に気づけなくとも、皮膚の電気伝導度が変わる。つまり、無意識的に身体は微表情を感じている、ということがわかっています。

 

このように微表情検知トレーニングは、隠された感情や悪意を検知する手法として、比較的短い時間で習得でき、警備・警護の一手段として活かすことが出来る可能性があります。

 

一方、警備・警護に微表情を活かすうえで、弱点を知っておくことも大切です。2010年に発表されたレポートによると(Weinbergerら, 2010)、アメリカでは、161の空港で勤務する3,000人以上の警備職員が、微表情検知を含む乗客の異常行動を検知するプログラムを受けているとのことです。

 

このプログラムを受けた職員が、2006年1月から2009年11月にかけて最初のスクリーニングをパスさせず、第二スクリーニングに回すと判断した乗客の数は、232,000人おり、そのうち実際に逮捕された乗客の数は、1,710人であったことがわかっています。逮捕に至っていない乗客を、無実の者と仮定すると、職員が「おかしい」と判断した乗客の約0.7%だけが、真の犯罪者だったということになります。

 

空港にいるテロリストや犯罪者、悪意を持つ人物といった検知対象者は、何の問題もない普通の乗客に比べ極少数であるため、100%の検知ツールでない以上、誤検知は多く出てしまうという問題を避けることは出来ません。同様の問題は、がん検診やドーピング検査でもよく知られ、検知しようとする対象者が少ないとどうしても起きてしまいます。

 

例えば、首相の演説会場に10,000人の聴衆が集まったとします。その中で首相を襲撃しようと企む犯罪者が10人いるとします。この犯罪者を捕まえるために、危険表情検知率90%を誇る警備・警護職員が会場の入場ゲートにいるとします。この職員は、危険表情を90%の精度で正しく検知し、危険表情の有無を10%の精度で間違えるとします。果たして、入場ゲートで何人の犯罪者を捕まえることが出来るでしょうか。

 

正解は、9人の犯罪者を捕まえることが出来ます。しかし、悪意のない普通の聴衆を間違えて、999人捕まえてしまうことになります。確率を計算すると次のようになります。

 

9,990人(普通の聴衆)+10人(犯罪者)=10,000人

危険表情なしと判定される普通の聴衆➡9,990人×0.9=8,991人

危険表情なしと判定される犯罪者➡10人×0.1=1人

危険表情ありと判定される普通の聴衆➡9,990人×0.1=999人

危険表情ありと判定される犯罪者➡10人×0.9=9人

 

職員が「おかしい」と検知した聴衆の約0.9%(9/1,008人) だけが、真の犯罪者だったということになります。

 

微表情を検知するスキルは、目の前にいる特定人物の抑制された感情変化を精緻に捉えられる状況-警察業務ならば、取調べ-において使い勝手がよいのですが、警備・警護のような場面では、誤検知の多さという弱点を伴います。誤検知された普通の人が被るコストと、犯罪者を捕まえ、大惨事を防止するというベネフィットをどう考え、比べるべきでしょうか。

 

警備・警護に微表情検知トレーニングを導入するにしても、しないにしても、物理的な「壁」に頼り過ぎることなく、違和感に反応しようとする身体の潜在力を高めようとする意識が重要だと思います。


参考web
https://hbol.jp/pc/205529/ 
https://toyokeizai.net/articles/-/603239

 

参考文献
Matsumoto, D., & Hwang, H. S. (2011). Evidence for training the ability to read microexpressions of emotion. Motivation and Emotion, 35(2), 181–191. https://doi.org/10.1007/s11031-011-9212-2
Svetieva, Elena & Frank, Mark. (2016). Seeing the Unseen: Evidence for Indirect Recognition of Brief, Concealed Emotion. SSRN Electronic Journal. 10.2139/ssrn.2882197.
Weinberger S. (2010). Airport security: Intent to deceive?. Nature, 465(7297), 412–415. https://doi.org/10.1038/465412a

 


清水建二

20230316『一瞬の微表情から心を読む方法 ―人生を変える表情心理学』紹介2

 3月9日(木)に清水建二の新刊『一瞬の微表情から心を読む方法 ―人生を変える表情心理学』(さくら舎)が発売されました。本書は、清水の5冊目の単著となります。前回のブログでは、各章の内容を紹介しました。本日は、各章のコラムの内容を紹介したいと思います。

 

 各章では、私たち、生身の人間の表情観察・分析法をしていますが、コラムでは、動物や絵、像などに表れる表情を分析しています。

 

 「第1章コラム:イヌとネコの表情分析」では、イヌとネコが、私たちと「仲良くしたい」ときや「敵意がない」ときに表す表情について紹介しています。イヌとネコ、それぞれ「仲良くしたい」表情は違うのです。イヌ好き、ネコ好きの方、必見です。

 

 「第2章コラム:絵画や仏像の表情を分析する」では、モナ・リザムンクの叫び、モアイ像、不動明王像の表情を分析しています。リアルな表情ではないのに分析する意味あるの?という疑問が、生じるかも知れません。しかし、リアルが存在しないからこそ、作者は、その「心」を、よりリアルに表現しようとするのではないでしょうか。

 

 「第3章コラム:どこまで本当に見抜いている?テレビ出演時の微表情検知のリアル」では、私が、バラエティー番組でタレントさんの微表情(日向坂46富田鈴花さんを例に解説しています)からウソを見抜くことをどこまで本当にしているのかを書いています。また、限られた条件下で微表情を生じさせるために、どんな仕掛けをしているかについて番組制作の裏話も書いています。

 

 「第4章コラム:徳川家康を表情分析する」では、徳川美術館所蔵の『徳川家康三方ヶ原戦役画像』の表情分析をしています。目下、この図を巡って、戦役図論と礼拝図論という二つの見解があります。表情分析的にはどちらの見解がとれるのでしょうか。

 

 『一瞬の微表情から心を読む方法 ―人生を変える表情心理学』(さくら舎)、発売中です。どうぞよろしくお願いします。

 

ご予約・ご購入はこちらからどうぞ。

sakurasha.com

 

 

清水建二

2023年4月コース開講情報

2023年4月8日 (土) 13:00より「表情・しぐさ分析総合コース」を開講します。
本コースは、全編Zoomを用いたオンラインでの開催となります。

 

弊社、空気を読むを科学する研究所が、
一般の方向けに開講している最もベーシックなコースとなっております。

 

本コースは、2019年を最後に一旦、休止しておりましたが、
コースの一貫性は保ちつつ、最新知見やトレーニング写真・動画を新たに加えて、
本年、リニューアル版を開講いたします。

 

4時間×6ヶ月=計24時間をかけ、
表情やしぐさを適切に「解く」「読む」「使う」という3つのステップを通じ、
コミュニケーションの流れを円滑にする方法を学びます。

 

各Lessonテーマは、次の通りです。

 

Lesson1 いつでも、どこでも、誰にでも表れる万国共通の「7つの表情」パートⅠ
Lesson2 いつでも、どこでも、誰にでも表れる万国共通の「7つの表情」パートⅡ
Lesson3 多彩な表情世界をみる-あらゆる表情を読むためのTips
Lesson4 万国共通と文化特殊なボディーランゲージ
Lesson5 表情・微表情×ボディーランゲージ観察・分析総合4時間耐久トレーニン
Lesson6 発表会

 

詳細及びお申込みは、次のURLよりお願いします。

https://peatix.com/event/3509745/view

 

表情・しぐさに関心のある仲間と出会えますことを心より期待しております。

 


清水建二