微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

書評

書評:バチャ・メスキータ (著), 高橋 洋 (翻訳), 唐澤真弓 (解説)『文化はいかに情動をつくるのか――人と人のあいだの心理学』紀伊國屋書店(2024)

本日は、書籍の紹介をしたいと思います。 バチャ・メスキータ (著), 高橋 洋 (翻訳), 唐澤真弓 (解説)『文化はいかに情動をつくるのか――人と人のあいだの心理学』紀伊國屋書店(2024) という書籍です。ざっくり内容紹介は次の通りです。 〈喜び〉〈怒り〉〈悲…

柴田励司著『リーダーの気くばり』クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2023/10/27)感想

日頃、お世話になっている柴田励司さんが、 2023年10月27日に『リーダーの気くばり』を上梓されました。 私自身、経営者をしており、様々な経営者が書いた本を読みます。 「この内容は理想かな?それとも事実?」と思いながら、読みます。 なぜなら、「なり…

声×表情分析から考えるこれからのコミュニケーション研究

あるネットの記事がきっかけで、山崎広子(著)『8割の人は自分の声が嫌い』角川新書(2014)の存在を知り、読ませて頂きました。 著者の山崎さんは相手の声を聴くだけで、身長・体重・年齢・顔の形などがわかるそうで、表情分析から相手の感情やホンネを推測…

鈴木登士彦『成功をつかむ強運な体のつくり方』大和書房の書評

本日は、鈴木登士彦さん執筆の『成功をつかむ強運な体のつくり方』大和書房(2017年9月25日)の書評をさせて頂こうと思います。 本書を読んでいる最中、そして読後、私が痛烈に感じたことは、 科学理論と経験知との空間に彩を与えてくれる書 ということです。 …

『2020年人工知能時代僕たちの幸せな働き方』を読んで微表情分析の専門家が考えること

本日は本書を読んだ感想や本書から得た着想を私の専門分野に寄せて書きたいと思う。 2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方 作者: 藤野貴教 出版社/メーカー: かんき出版 発売日: 2017/05/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件…

清水建二の本棚③

本日ご紹介させて頂きたい私の本棚にある一押し書籍は、こちら。 インド仏教はなぜ亡んだのか―イスラム史料からの考察 作者: 保坂俊司 出版社/メーカー: 北樹出版 発売日: 2003/05 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る そし…

清水建二の本棚②

今回ご紹介したい書籍は、こちらです。 きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」 作者: 長谷川眞理子,山岸俊男 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル 発売日: 2016/12/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を…

清水建二の本棚①

私には友人や知人の家やオフィスにお邪魔する機会があると必ずしてしまうことがあります。それは、本棚をみる、ということです。本棚の中をみると、その人の思考がどのように構成されているかについて、その一端がわかるような気がするからです。 人様の本…

『「行動観察」の基本』

本日は、松波晴人著(2013)『「行動観察」の基本』ダイヤモンド社の書評をさせて頂きたいと思います。本書から溢れだすメッセージを私なりの理解で語らせて頂くと、以下のようになりました。 「数値化されたデータではなく、生の現場に足を踏み入れて得られた…

『子どもはなぜ嘘をつくのか』

本日は、書籍の紹介をさせて頂きたいと思います。本日紹介させて頂く本は、 ポールエクマン(著)菅靖彦(訳)『子どもはなぜ嘘をつくのか』河出書房新社 です。 「嘘を見抜く」系の書籍は書店の心理学コーナーに足を運べば、すぐに見つけることが出来ると思…