教育
清水がアドバイザーをさせて頂いている一般社団法人つなぐ未来研究所のHP(https://www.inst.279mirai.net/)にて「先生・スクールカウンセラーのための表情観察力向上プログラムーどのように感情を察し、接するかー」をテーマにプレ動画講義を配信させて頂…
お子さんを持つ親御さんなら初めて体験するショックかも知れないこと、それは、 あれ?この子、今、ウソついた。。。 本日は、そんな子どものつくウソと表情との関係についてご紹介したいと思います。 様々な研究によれば、子どもは2歳くらいからウソをつ…
子どもが「恥ずかしがる」とはどういうことでしょうか?恥ずかしいという感情、つまり、羞恥や恥という感情を抱くのはいつ頃からで、そうした感情を抱けるということは何を意味しているのでしょうか? Lewis(1989)らの研究によれば、子どもが恥ずかしさを感…
前回に引き続き、子どもとウソとの関係についてご紹介いたします。 3歳から6歳の子どもを対象に次のような実験がなされました(Nysse-Carrisら, 2011)。 様々な子どもと母親のペアが待合室に通されます。その待合室には、おもちゃが置かれています。母親と子…
私たち大人も、子どももウソをつきます。 果たしてどちらのウソの方が見抜きやすいでしょうか? 正解は、お察しの通り、子どものウソです。 こんな実験がなされました(Edelsteinら, 2006)。 実験参加者の大人、もしくは子どもに単独で、実験室に入ってもらい…
本日は久々に赤ちゃんネタです。 ドゥシェンヌ・スマイルとは、口角の引き上げと、目の周りの筋肉の収縮が共に起きる場合の笑顔のことを言います。目尻にしわが出来るのが特徴です。さて、赤ちゃんももちろんドゥシェンヌ・スマイルをします。ただちょっと私…
先週の記事で、表情の真偽を区別する実験において大人の方が子どもよりも成績が良いということをご紹介しました。2秒間、真の表情が提示され、2秒間、ウソの表情が提示され、その区別をする実験でした。 一方で、子どもの方が大人よりも微表情の識別率は高…
私たち大人は、ときどき子どもが放つふとした言葉に「ドキッ」とさせられたり、大人では思いつかないような発想が出てくることに感心させられ、子どもの直感的な観察力の凄さに驚かされます。 私たち大人は、子どもよりも優る言語運用力や論理力、様々な経験…
私が学生だった頃、いじめを目の当たりにすることがありました。 いじめの加害者を見ていて当時思ったことは、 こいつらは人の気持ちがわかるから、いじめることができるんだ。 人が嫌がるツボを知っていて、かつそれを実行することに何の躊躇もないからい…
前回は、様々な味覚に対する赤ちゃんの表情についてご紹介しました。 今回は、味覚変化や味覚の個人差についてご紹介しようと思います。 前回ご紹介したように苦味のある味に対して赤ちゃんは、口を開けて「嫌悪」を示すということでした。赤ちゃんは、本能…
本日は赤ちゃんの味覚と表情の変化に注目してみます。 赤ちゃんの舌に、甘味、酸味、塩味、苦味のある液体をたらします。 その時の赤ちゃんの表情は、それぞれ… 甘味…リラックスし、笑顔になり、吸う、動きをしました。この動きは、母乳の甘さと関連があると…
様々な観察調査において、自閉症のお子さんの表情は、正常な発達段階にいるお子さん(※)の表情と比べ、変化に乏しいということが知られています(例えば、RP Goin-Kochel, BJ Myers, 2005)。これは、自閉症のお子さんに内在する感情機能の異常によるところが…
私が学習塾で中学生の勉強を教えていたとき、問題ミスの指摘に対し、「怒り」表情で反応していた子がいました。ミスを犯してしまったときのような恥ずかしい場面では、羞恥心を感じるのが一般的なのですが、彼は「怒り」反応だったのです。私が教えていたこ…
私たちは、特別な場合を除いて、相手の意図を表情から読み取り、コミュニケーションの行方を決めています。この過程はあまりにも当たり前すぎて意識されることなく自動的に行っているといっても過言ではないでしょう。 それでは、もし、意図された表情を読み…