微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

Lie to meから学べる表情学6

Lie to meエピソードⅠの4話冒頭で「危険表情」というものについてライトマン博士は説明しています。

 

「危険表情」とは、暴力犯罪をこれから引き起こそうと企てている人の表情のことを言います。

 

本当にそんな表情などあるのでしょうか?

 

実は、あります。

 

これから暴力犯罪を実行しようとしている実行犯は、

ある特徴的な表情をしたのちに攻撃行動に出ることがわかっています。

 

これから行う暴力を上手く遂行するためにその実行者は自己の意図、感情が表に出ないようにするのですが、無意識に表情に出てきてしまうのです。

 

それではそれはどんな表情でしょうか?

以下の画像の中に「危険表情」があります。

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※本画像の権利は、株式会社空気を読むを科学する研究所に帰属します。無断転載を禁じます。

 

どれかわかりますでしょうか?

 

実はこの「危険表情」に関する研究は、2000年前半~中頃にまとめられた最新の研究です。しかも詳細は非公開の研究です。

 

それなのに!Lie to meの物語中に登場してくるのです。

凄いですね。何が凄いかというと、やはりそのバイタリティーです。

最新の研究、しかも詳細が非公開の研究を物語中に入れ込んでいるところが挑戦的かつその場のリアルさを追求した結果なのだな、と思うのです。

 

それではまた次回。

 

追伸:

本文記載の問題の正解を知りたい方は、弊社研修か表情分析プラクティショナーコースをご受講下さい。表情分析プラクティショナーコースは、1月、2月の開催が予定されております。詳しくは弊社HPをご覧下さい。

 

 

清水建二

参考文献