微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

立教大学で講義してきました


竹田葉留美先生にゲストスピーカーとして招かれ、2023年6月16日(金)に

立教大学池袋キャンパスにて一コマ講義を担当させて頂きました。

 

去年、今年と千葉大学教育学部の非常勤講師を務めさせて頂いておりますが、
あらためて大学のキャンパスは、よいですね。活力に溢れています。
特に当日は、晴天で、太陽がさんさんと降り注ぎ、オンラインからオフラインになり、
キャンパス内は沢山の大学生らでにぎわっており、特にそう感じました。

 

 

大学で学問していた時代が懐かしいです。
今でも学問はしていますが、何でもしてよい、何もしなくてもよい時代は、
人生でそうそうありませんので、場も人も、とても輝いて感じられました。

 

講義は、対人関係の心理Lesson10にて
「コミュニケーションと微表情」というテーマで行いました。
具体的には、

 

1. 感情をどのように察するか?
・表情には何が書いてあるのか?
・微表情とは何か?

2. コミュニケーションの間合いを知る
・表情読みとりのキホンのキホンー5 ミリに込められた相手の気持ちー
・<ケース>相手の「わかる」「わからない」を見える化する
・<トレーニング>相手の「わからない」表情を読みとれるようになろう

3. いつでも、どこでも、誰にでも現れる万国共通の7表情
・幸福・軽蔑・嫌悪・怒り・悲しみ・恐怖・驚き感情と表情の特徴
・<ケース>その味、本当に好み?
・<ケース>そのアドバイス、相手の心に刺さってる?
・<ケース>それは単なる反発か?有益なアイディアか?
・<ケース>日常の中に潜むヘルプサイン
・<ケース>微表情からウソを推測する

4. 質疑応答

 

という構成で行いました。

 

 

 

大学の講義ではありますが、実践を意識した
「表情・微表情の変化を動画で観て、アプローチ法を考える」という
清水のスタイルは踏襲しつつ、科学知見をちりばめ、
興味関心があれば、参考文献・論文から詳しい知見を得てもらうように心がけました。

 

 

説明知と生活知の交錯を体感。

 

大部分の学生諸君が顔を上げ、私の問いかけに応答し、
大教室では稀有な?質問まであり、熱意の感じられる場でした。

 

課題は、小レポート。
提出は後日ですので、まだ見ていませんが、
学生の皆さんからどんなフィードバックがもらえるか楽しみです。

 

今回の機会をオファー下さった
竹田葉留美先生に大感謝です。

 

また機会があれば、講義しに行きたいです。
全国の大学の教職員の方々、お声がけお待ちしております。

 


清水建二