微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2022年9月3日(土)13:00開講<録画配信あり>「Facial Action Coding System12時間速習コース」

 

 表情分析の国際基準と言えるFACS(ファクス:Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)及び活用法を12時間で速習するコースを開講します。

 

 これまで弊社のコースや研修から輩出されたFACSコーダー(FACSの試験に合格し、認定FACSコーダーとみなされた者)は、80名です。日本国内のFACSコーダーが推定100名と考えられますので、この数字は誇るべきものだと思います。

 

 この80名の方は、大学教授、研究者、公務員、探偵、経営者、講師業、警備業、営業職、採用職、AI開発に携わる方々等、バラエティーに富み、それぞれの分野で活躍されています。例えば、「清水ゼミ」というFACS合格者のための継続的な学びの場(弊社開設のコース)、日常ビジネスにおける実践・応用の場、学術研究の場等で、継続的に分析スキルに磨きをかけ、知見の再現や、新たな知見を生み出しています。

 

 このブログを読まれている方へ。認定FACSコーダーになりましょう。そして、様々な背景を持つFACSコーダーのメンバーの一員となり、表情・感情世界の彩りに、あなたの色を加えて下さい。

 

「ちょっと、挑戦してみようかな」と思われた方は、是非、次のURLより詳細をご覧ください。

https://peatix.com/event/3325780/view

 

 FACSを専門的に学ぶ公開コースとしては、数年振りの開講となります。是非、この機会にご受講頂ければと思います。

 

 

清水建二

2022年8月19日(金)19:00-20:30開催<録画配信あり>「営業・商談・交渉に活かす!ボディーランゲージ解読セミナー【ビジネスコミュニケーション編】」

 2022年8月19日(金)、「営業・商談・交渉に活かす!ボディーランゲージ解読セミナー【ビジネスコミュニケーション編】」を開催させて頂きます。

 

 開催時間は、19:00-20:30です。会場は、Zoomです。また、録画配信もございますので、当日のご都合がつかない方でも、受講して頂くことが出来ます。

 

 セミナーでは、ボディーランゲージの知識だけでなく、動画や画像を豊富に使い、実践的なトレーニングを積んで頂けるコンテンツを提供します。

 

 例えば、次の画像を見て下さい。就職に関して交渉中の二人です。男性が女性から何らかの譲歩を引き出せないかと2つのオプションを天秤にかけ、交渉しています。譲歩を引き出せるでしょうか?あるいは、全く交渉の余地は残されていないでしょうか?

 


 もう一つ。男性が女性にある商品についてプレゼンしています。女性の関心度はどの程度でしょうか。

 

 

 さらにもう一つ。売買交渉中の二人。女性側が売り手、男性側が買い手です。女性の提案に男性が「申し訳ないのですが、相見積で決めたいと思っています」と答えます。男性は、どこまで強い代替案を持っているでしょうか?

 

 

 3つの問題とも、全てボディーランゲージにヒントが隠されています。答えを知りたいですか?8月19日のセミナーにて、解答・解説をさせて頂きます。

 

 書店の心理学やコミュニケーションコーナーには、ボディーランゲージ関連の書籍が散見されます。それらの本に書いてあること、特に翻訳本の場合、本当に日本人も使える内容でしょうか?日本人によって書かれた本でも、翻訳本の焼き増しが目立ちます。一方、学者によって書かれた本は、正確かつ適応範囲が明確です。しかし、難しい。また、現実のコミュニケーション場面が想像できない、想定されていない場合が多々あります。

 

 そこで本セミナーでは、万国共通のボディーランゲージに焦点を当て、日常・ビジネスコミュニケーション場面にどう活かしていけばよいか考えます。豊富な画像と動画を通じて、ボディーランゲージがどのように表れ、どう読み解き、どうアプローチすればよいのか、実践的に学んで頂きます。

 

※本セミナーでは、表情(多少触れますが)ではなく、主に、首・胴体・手・足の動きについて学んで頂きます。表情について詳しく学びたい方は、弊社主催の他のセミナーにご参加下さい。

 

セミナーの詳細・お申し込みは次のURLよりお願いします。

https://peatix.com/event/3301185/view

 

皆さまとオンラインでお会い出来ますことを楽しみにしております。

 


清水建二

安倍元首相暗殺事件の容疑者の表情・動作に関する備忘録


2022年7月8日、安倍晋三・元首相が
奈良県で街頭演説中に銃で撃たれ死亡しました。
殺人未遂容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者(41)の
襲撃直前の表情・動作について備忘録を記しておきたいと思います。

 

オープンソースから得られる事件動画を観る限りでは、
山上容疑者の表情に、いわゆる、危険表情は観察出来ませんでした。

 

危険表情とは、殺人・暗殺・テロ・暴力行為を行う意図のある表情のことを言います。
防犯カメラに記録されている暴力行為をした人物の表情データと暴力行為を体験した
警察官や犯罪被害者の目撃証言から推定された表情です。

 

具体的に、危険表情は、2種類あると考えられています。

 

一つは、「攻撃を目論んでいる顔」と呼ばれています。
「眉が中央に寄りながら引き下げられる+上まぶたが引き上げられる

+下まぶたに力が入れられる+唇が上下からプレスされる+口角が引き下げられる

+下唇が引き上げられる」という表情です。

 

この表情が表れている人は、

・誰かを攻撃する計画を練っている
・攻撃のタイミングを見計らっている
・攻撃目標が現れるのを待っている
・攻撃目標が気を抜くのを待っている

 

こうした意図を持っていると考えられています。暴力を振るう直前の人物や
爆弾を仕掛けようとしていたテロリストの顔、重火器を持って学校を襲撃する
数時間前の犯人の顔などにこの表情が生じていたことが観察されています。

 

もう一つは、「理性を失った顔」と呼ばれています。
「眉が中央に寄りながら引き下げられる+上まぶたが引き上げられる

+下まぶたに力が入れられる+口が開かれる+アゴに力が入れられる」

という表情です。

 

この表情が表れている人は、

・理性を失った瞬間
・攻撃を仕掛ける瞬間

 

こうした意図を持っていると考えられています。

 

マスクをしているため、口元はわかりませんが、
山上容疑者の目元に危険表情は確認できませんでした。
なぜ危険表情が確認できなかったのでしょうか。

 

①本当は危険表情をしていたが、動画には記録されていない

(撮影されていないところで危険表情をしていた、あるいは、

映像が荒く確認できないだけ)
②危険表情を隠すのが上手く、微表情にさえ、表れなかった
③マスクの下に危険表情が表れていた
④憎悪や殺意はなかった

⑤研究で判明している以外の危険表情をしていた

 

といくつか考えることが出来ます。

 

ただ、②の可能性は低いように思えます。
理由は次の通りです。

 

公開されている動画から、挨拶時の安倍元首相の後ろ、

道路を隔て立っている山上容疑者が確認できます。
このとき、肘を外に突き出す形で腰に手を置き、首を左右にしきりに動かしています。

 

肘を外に突き出す形で腰に手を置く姿勢は、アームアキンボーです。
自分の面積を広くとる姿勢であるため、目立ちます。

また、他人と距離を置き、ときに、人に威圧感を与えます。

首を左右にしきりに動かすのは、情報収集だと思われます。
安倍元首相に近づくタイミングを計るために、

車の往来や警護者の動向の確認していたのだと思われます。

 

映像を観る限り、これらの姿勢及び動きは、

まま大きく、山上容疑者にとっては、下手をしたら、

挙動不審で職務質問を受ける恐れがあったと考えられます。
自身の意図を隠すのが上手ければ、アームアキンボーなどせず、また、
首を動かすことなく、目だけで周囲の情報収集をすることが可能です。
ゆえに②はなく、①③④⑤の可能性を考えています。

 

なお、送検される山上容疑者の表情や動作に、
恥や羞恥が観られないところから自身の行為を、

目下、正当化できている、あるいは、何も感じていないと思われます。

 

さらなる情報が入り次第、分析・考察を深めたいと思います。

 

安倍晋三元首相のご冥福を心よりお祈りいたします。

 


参考文献:Matsumoto, D., & Hwang, H. C. (2014). Facial signs of imminent aggression. Journal of Threat Assessment and Management, 1(2), 118 128. https://doi.org/10.1037/tam0000007

 

清水建二

万引きGメン登壇第2弾!!2022年7月15日(金)19:00-20:30開催<録画配信あり>「表情観察公開セミナーー子どもの心に寄り添う-」


清水建二です。
空気を読むを科学する研究所主催のセミナーの紹介です。

 

今月は、5月に引き続き、
万引きGメンによる表情観察・分析セミナー第2弾です。
2022年7月15日(金)19:00-20:30開催です。
録画放送もありますので、当日ご都合悪い方も後日視聴して頂くことが出来ます。

 

5月のセミナーでは、万引き現場で遭遇する子どものウソがメインテーマでした。
今回は、子どものウソから広く子どもの心について、科学と実践の目から見た世界を共有します。

 

表情観察・分析スキルを用いて、
どのように子どもの心を解きほぐすのか?
どのように子どもの心に寄り添うのか?

 

実例も基にした再現動画を教材に講師の視点を追体験して頂くことが出来ます。
座学と表情分析実技を通じて、子どもの心に心を重ねる方法を学びましょう。

 

詳細・お申し込みは次のURLよりお願いします。

https://peatix.com/event/3277249/view

 


清水建二

2022年6月17日(金)19:00-20:30開催<録画配信あり>「マスク着用時の微表情も読みとれる!!Matsumotoメソッド™(Masked MiX™)を用いた微表情検知トレーニングオンラインセミナー」

 

昨年に引き続き、今年も!!
マスク表情コミュニケーションオンラインセミナーを開催します。

 

マスクを着けていると表情が読みとれない?

 

確かに口元の表情は難しいです。

 

しかし、目が、眉間が、眉が、額が、雄弁に想いを語ってくれます。

 

どう読みとるのでしょうか?

 

さらに、顔下半分に比べ、顔上半分の表情は、
意図的にコントロールすることが難しいということがわかっています。
口元がマスクで隠れていた方が、むしろ、コントロールできない表情に焦点を当て観察できるとも言えます。

 

それは、どんな表情でしょうか?

 

続きは、セミナーにて。

 

コンテンツは次の通りです。

 

第一部 【基礎編】微表情検知トレーニングツール
Matsumotoメソッド™(Masked MiX™)を用いたトレーニングをします。

 

第二部 【応用編】マスク着用時の今こそ、意識したい表情観察の理論と視点
・目を見る日本人、口を見るアメリカ人
・顔の上半分と下半分とではどちらがコントロールしやすい?
・コントロール出来る筋肉と出来ない筋肉
・マスク着用時の表情コミュニケーション

 

第三部 質疑応答
表情観察・分析に関するあらゆる質疑に応答します。

 

お申込みは、次のURLよりお願いします。

https://peatix.com/event/3244791/view

 

「尋問中」の私の表情は??

 

それでは、オンラインでお会い出来ますことを楽しみにしております。

 


清水

表情をみる万引き保安員体験談~逃避~

 

こんにちは。空気を読むを科学する研究所の清水建二です。

本日は、2022年5月13日(金)開催公開セミナー「子どもの嘘を見つめる」に

登壇する寺嶋講師の体験談を紹介したいと思います。

 

 

~逃避~

 

 

「最初は厳しく、最後は優しく諭す」

 

厳しさと優しさの緩急を生じさせることで感情を揺さぶり、反省の念を引き出す。

説諭におけるテクニックの一つです。

 

この「テクニック」を使う保安員は男性に多い傾向があり、迫力を要する面でも男性保安員の方が適した方法であることが分かります。説諭を行う上で効果のある一つの方法ではありますが、果たしてこの方法が全ての被疑者に通用するのでしょうか?

 

ある少年との対話から考察します。

 

大型ショッピングセンターでマークしていた少年が来店しました。

 

前回と同じ時間です。

 

少年はお菓子を素早く窃取すると数分で犯行を終えました。

 

外に出た所で少年に声をかけます。

 

他の売場を巡回していた先輩(男性保安員)に連絡してから、少年を事務所へと同行しました。

 

事務所で嘘をつく少年に対して先輩が声を張り上げます。少年は先輩の怒声に驚き、恐怖心を抱いたのか表情には明らかな「恐怖表情」が広がりました。先輩の追及に観念したのか、窃取した商品を全て取り出し、素直に謝罪しました。

 

少年は小学生でした。

 

先輩の「なぜ、盗んだの?」という問い掛けに少年は「欲しかったから」と答えました。警察官が到着するまでの間、先輩は少年に「万引きはいけないことでしょう!!」と厳しく言葉をかけます。「警察官に逮捕されて、刑務所に行くことになるかもしれないよ!!」

 

少年は先輩の「逮捕」や「刑務所」という言葉に怯え、ついには泣き出しました。

 

自分が取り返しのつかない事をしてしまったのだと実感したのでしょう。表情には「恐怖表情」と「悲しみ表情」が浮かび上がります。

 

泣き出した少年に対して今度は先輩が優しい口調で言葉をかけました。少年が俯きながら先輩の話を聞きます。先輩の話が一区切りついた所で少年が「恐怖表情」を浮かべながら先輩に尋ねます。

 

「僕は刑務所に行くのですか?」

 

再び泣き出しそうな表情です。

 

先程の先輩の言葉がずっと引っ掛かっていたのでしょう。

 

それに対して先輩は「そうなるかもしれない」と少年に話します。少年が再び泣き出しました。

 

そんなやり取りを繰り返している間に警察官が到着しました。少年は初犯であり、お店も厳罰を望んでいないことから母親を呼んで商品の買い取りと保護者引渡しで処理が完結することになりました。刑務所に行かなくても良いことが分かりほっとした様子の少年。

 

先輩が持参していたサッカーボールから少年にサッカーについて優しい口調で尋ねます。少年はサッカーが好きでサッカークラブに通っていると話してくれました。少年の夢はサッカー選手になることだと言います。

 

「万引きするよりも、サッカーの練習をしていた方が楽しいでしょう?」先輩が少年に問い掛けます。

 

少年は先輩の言葉に静かに頷きました。この時、少年の表情に「嫌悪」の微表情が現れたのを僕は見落しませんでした。先輩の言葉を聞き、頷く前のほんの一瞬、少年の顔に鼻にしわを寄せる「嫌悪」の微表情が走りました。

 

ここまで少年の「本当」の犯行動機が不鮮明なままでした。しかし、ここにきて、ようやく少年の犯行に繋がる動機が朧気ながら見えてきました。僕は少年の表情に現れた「嫌悪表情」が少年の本当の犯行動機に繋がる微表情であると考えました。

 

警察官が連絡していた母親が店舗に到着したこともあり、先輩は少年を鼓舞し、サッカー選手になれるように頑張れ!!と応援をして説諭をしめ括りました。

 

暫くして事務所に母親が姿を現しました。事務所で改めて店長と警察官達に謝罪をします。そして、厳しい表情で少年をみつめます。

 

「どういうつもり?」

 

一言だけ言うと、わなわなと震え、立っていられず机に寄りかかります。はじめての事で本当に気が動転しているようでした。母親には落ちついもらう為に一度、椅子に座ってもらいました。

 

「何で?何でこんなことをするの?」

母親は少年に問い掛けます。

 

しかし、少年はじっと黙ったまま俯いたままです。頭を抱える母親に先輩がしっかりと話をしましたから、と慰めます。

 

「二度とやらないと約束できるね?」先輩の言葉に少年は頷くものの、その表情は曇ったままです。

 

少年の心に伝わりきれていないと判断した僕は少年に言葉をかけました。

 

「○○くん、本当はサッカー好きじゃないよね?」

僕の言葉に少年が顔を上げました。

 

母親が少年に問い掛けます。

「今日もサッカーの練習だったよね、サボって万引きなんてどういうつもり?」

 

この瞬間、少年に「悲しみ表情」が現れました。

 

「だってさぁ…」

 

母親に訴えるように「悲しみ表情」が強くなります。

 

「○○くんはサッカーの練習が厳しいから行きたくないんでしょう?」

僕の言葉に少年が「悲しみ表情」を浮かべたまま、肩を落とします。

 

僕は「嫌悪表情」から少年の万引きがサッカーの練習の厳しさから逃げていることへの「罪悪感」と「後ろめたさ」を誤魔化す為のものだと考えました。

 

少年は厳しい練習が嫌になり、練習をサボるようになりました。だから、万引きするのは同じ時間、サッカーの練習のある日に犯行に至っていたという訳です。

 

少年は厳しい練習に背を向けることへの後ろめたさや罪悪感に蓋をするために、一時の「逃避」に浸るために万引き行為を繰り返し、嫌な感情を大好きなお菓子を窃取することで誤魔化し、紛らわしていたのではないでしょうか?

 

僕は俯く少年に、「君が本当にサッカー選手になることが夢なら厳しくても逃げずに練習をしないといけない」と話をしました。そして、サッカーを辞める選択肢もあることも話しました。

 

僕は少年に、続けたいのか?辞めたいのか?自分の意思で選択するようにと話をしました。

 

少年はしょんぼりと頷きました。

 

そして、母親にも少年の意思を尊重し選択させてあげて欲しいと話しました。母親にも少年が万引きを繰り返していた理由が分かったようで、家でしっかりと話をしますと約束して下さいました。

 

僕自身、もう少し彼に言ってあげるべき言葉があったのではないかと思います。ただ、先程までの様子とは代わり、少年を真っ直ぐ見つめる母親の眼差しがありました。その眼差しから「本当の説諭」は母親に託すことにしました。

 

少年はどちらを選択したのでしょうか?

どちらを選んでも間違いではありません。ただ、僕は少年がもう一度、好きだったサッカーと向き合える事を信じたいと思います。

 

今回の少年には「最初は厳しく、最後は優しく諭すテクニック」はどのように影響したのでしょうか?

 

少年に「ことの重大さ」を認識させるという部分では成功です。しかし、少年の本当の動機にまで辿り着く事は出来ませんでした。

 

少年の曇ったままの表情はまだ埋もれた感情があることを示唆していました。やはり、隠された本当の動機を見つけ出し、真の動機に対してアプローチをしなければ心の奥底に埋もれている感情は動かないのだと思います。僕はテクニックよりも試行錯誤しながらでも、表情を分析するプロセスを通して、一人一人の感情に光を当てていく姿勢と心で埋もれた感情をみつけてあげられたらと思います。

 

少年が笑顔で好きなことに打ち込める未来を信じて。

 

 

こんな、表情を見て、観て、診る万引き保安員の話を直接聞くことが出来ます。2022年5月13日(金)19:00-20:30(後日録画配信あり)、オンライン(Zoom)にて開催します。詳細及びお申込みは、次のURLよりお願いします。

https://peatix.com/event/3224557/view

 

 

清水建二

現役万引き保安員が教える!表情分析・観察セミナー

 

清水建二です。

本日は、空気を読むを科学する研究所主催の公開セミナーのお知らせです。

 

万引きを取り締まる私服保安員。通称、万引きGメン。

万引きGメンによる表情分析・観察活用法を公開セミナーの場にて披露して頂きます。

 

万引きGメンの活動が特集されている記事や番組を観ると、

万引き犯の捕まえ方や怪しい人物の行動が言及されています。

表情分析・観察スキルを持つ保安員の方の視点は、一味も二味も違います。

どう違うのでしょうか。

 

万引き犯を捕まえ、警察に通報するという手続きを事務的にこなす保安員と異なり、

講師の寺嶋さんは、万引きをしてしまった人の心の奥を、経験と科学の視点から、

見つめ、万引きの動機を解明し、再犯をしないためにはどうしたらよいかを、

相手の心に寄り添いながら説諭します。

 

今回のセミナーでは、子どもの万引き・嘘に焦点を当て、

嘘とは何か?子どもが嘘をつく背景にはどのようなものがあるのか?

許容できる嘘と許容できない嘘はあるのか?…等々、

子ども達を取り巻く嘘への関わり方を万引きという現場からの経験と

表情分析の知見を通して嘘の世界を見つめる案内をして頂きます。

 

寺嶋さんとは、

何度もお会いさせて頂いておりますが、

様々なエピソードを聞かせて頂く度に、

万引きをしてしまう子どもと親後さんと真摯に向き合い、

どうしたらこうした親子が救われるのかを本気で考えているのだな、

と思わせて頂きます。

 

「親子と向き合う」視点に表情分析・観察の視点が大いに活躍します。

万引きを取り締まる私服保安員の方はもちろんのこと、子どもの嘘や心に

関心のある全ての方に是非寺嶋さんのお話を聞いて頂きたいと思います。

 

セミナーは、2022年5月13日(金)19:00-20:30(後日録画配信あり)、

オンライン(Zoom)にて開催します。詳細及びお申込みは、次のURLよりお願いします。

https://peatix.com/event/3224557/view

 

それでは、皆さまとオンラインでお会い出来ますことを心待ちにさせて頂きます。

 

清水