微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

『顔は口ほどにモノを言う!ビジネスに効く 表情のつくり方』に込めた想い①―なぜ表情分析の専門家が表情のつくり方について書くのか?

 

2017年12月7日に私、清水建二の3冊目となる書籍を上梓させて頂きます。題名は、

 

『顔は口ほどにモノを言う!ビジネスに効く 表情のつくり方』

 

です。

 

イースト・プレスさんから出版させて頂きます。

 

今回の書籍がこれまでの拙著と異なる大きな点は、表情のつくり方についての本、ということです。

 

なぜ、表情読み取りの専門家の清水が表情のつくり方を書くのか?書けるのか?

 

それは、表情を「読むこと」と「つくること」は表裏一体だからなのです。

 

表情分析のための専門マニュアルにFACSというものがあります。私はFACSの認定コーダーなのですが、このFACSマニュアルの習得過程に、あらゆる表情筋の動かし方を正確にマスターするトレーニングが含まれております。したがって、FACSを習得している専門家は、自身の表情を自在につくることが出来るのです。

 

「表情筋の動きを自在に操れるからといってそれは表面的な現象に過ぎず、本当の気持ちが込められていない表情など、コミュニケーションをする上で意味ないのでは?」

 

そんな言葉が聞こえてきそうですが、その指摘、至極最もです。

 

だからこそ、本書では表面的な表情筋の動かし方と感情とのつながりを往来しながら、いかに本当の自分の想いや感情を相手に伝えたら良いかということについて科学的知見や経験的ストーリーを用いて、解説させて頂きました。

 

世の中に、美容の専門家やマナー講師、プレゼンの先生が書いた表情のつくり方本があるのならば、表情分析の専門家がきっちり・正確に説明する表情のつくり方本があっても良いじゃないか、というか、あれば、適切に自己表現を望む人の手助けが出来るのではないかと思い、この度書かせて頂くことになりました。

 

表情分析の専門家が書く、これまでありそうでなかった、表情のつくり方本。

 

表情のつくり方と感情との接点を交錯し、感情世界の彩を堪能されたい方に手に取って頂きたい作品です。

 

 

清水建二

紹介図書 

ビジネスに効く 表情のつくり方 (顔は口ほどにモノを言う!)

ビジネスに効く 表情のつくり方 (顔は口ほどにモノを言う!)