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微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

微表情を観ればアドバイスの受け入れ具合がわかる

 

私は仕事柄、人前で話すことが多いため、日々プレゼンの方法を研究しています。研究方法は色々ありますが、オーソドックスな方法としては色々な人のプレゼンを観る、という方法です。

 

私が思うプレゼンが抜群にうまい人がいる業界は、大学受験業界です。私も予備校や塾にそこそこ身を置いていたからこそわかる世界なのですが、授業アンケートの結果が悪いとすぐにクビになるため、いかに生徒にわかりやすく、いかに生徒の成績を上げれるか、いかに生徒にやる気になってもらえるかについて、本当に必死に考え、授業を練ります。結果として一流の講師になればなるほどプレゼンもピカイチになるわけです。

 

そこで私は今でも大学受験予備校の先生のプレゼンから色々学ばせて頂くことがあるのですが、先日、スタディサプリというオンライン予備校の講師を決めるための番組でとても面白い動画を発見しました。まずはこちらをご覧下さい。

 

 

 挑戦者の方のプレゼンから学ぶところも大いにありますが、微表情的に興味深いシーンは、5:27以降の講評のところです。挑戦者の方は、現役のスタディーサプリの看板講師の方々から、授業をよりよくするためのアドバイスを受けています。

 

このときの微表情がとても興味深いです。挑戦者の方のプロフィールや実績、背景を鑑みると色々思うところがあり、この微表情が出ることは、ある意味、納得と言いますか、同感できるところがあります。

 

しかし、さらに興味深いのは次の動画です。この挑戦者の方が2回目に授業のプレゼンに挑戦した動画です。こちらをご覧下さい。

 

 

6:29以降の講評のシーンで、最初の動画で現れていた微表情が基本的に消えています。この1回目から2回目の授業プレゼンの間、あるいはもっと直前の2回目のプレゼン合否判定後に、心境の変化があったのではないかと推測されます。

 

単に前回より今回の方が受け入れやすいアドバイス・講評であった可能性も否定は出来ませんが、その他の微表情や感情から考えるに、挑戦者の方のアドバイスの受け入れ度合いに変化が生じたのだと思います(放送の関係でカットが様々入るので、カットされていないときの微表情はわかりませんが)。

 

微表情の解説を含め、あまり人の心の中のことを推定し、書いてしまうと誤解が生じたり、具合が悪くなると困るのでこれ以上は書きませんが、率直な感想としては、心境の変化や心の成長、他者に対する態度の変化というものは如実に表情に現れるのだな、ということです。

 

プレゼンの方法を研究するために観ていた動画から偶然発見した今回の動画。

 

挑戦者のプレゼン、講評の仕方、微表情から垣間見る心境の変化ととても多くの学びを得ることが出来た動画でした。

 

 

清水建二