3月9日(木)に清水建二の新刊『一瞬の微表情から心を読む方法 ―人生を変える表情心理学』(さくら舎)が発売されました。本書は、清水の5冊目の単著となります。前回のブログでは、各章の内容を紹介しました。本日は、各章のコラムの内容を紹介したいと思います。
各章では、私たち、生身の人間の表情観察・分析法をしていますが、コラムでは、動物や絵、像などに表れる表情を分析しています。
「第1章コラム:イヌとネコの表情分析」では、イヌとネコが、私たちと「仲良くしたい」ときや「敵意がない」ときに表す表情について紹介しています。イヌとネコ、それぞれ「仲良くしたい」表情は違うのです。イヌ好き、ネコ好きの方、必見です。
「第2章コラム:絵画や仏像の表情を分析する」では、モナ・リザ、ムンクの叫び、モアイ像、不動明王像の表情を分析しています。リアルな表情ではないのに分析する意味あるの?という疑問が、生じるかも知れません。しかし、リアルが存在しないからこそ、作者は、その「心」を、よりリアルに表現しようとするのではないでしょうか。
「第3章コラム:どこまで本当に見抜いている?テレビ出演時の微表情検知のリアル」では、私が、バラエティー番組でタレントさんの微表情(日向坂46富田鈴花さんを例に解説しています)からウソを見抜くことをどこまで本当にしているのかを書いています。また、限られた条件下で微表情を生じさせるために、どんな仕掛けをしているかについて番組制作の裏話も書いています。
「第4章コラム:徳川家康を表情分析する」では、康徳川美術館所蔵の『徳川家康三方ヶ原戦役画像』の表情分析をしています。目下、この図を巡って、戦役図論と礼拝図論という二つの見解があります。表情分析的にはどちらの見解がとれるのでしょうか。
『一瞬の微表情から心を読む方法 ―人生を変える表情心理学』(さくら舎)、発売中です。どうぞよろしくお願いします。
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清水建二