リテールテックJAPAN 2017 及び SECURITY SHOW 2017参加レポート第二弾です。本日は表情ではなく、顔認識アプリのご紹介をしようと思います。
ちなみに表情とは、広義では顔の筋肉の動きのことで、狭義では感情に関わる顔の筋肉の動きのことです。本日ご紹介する顔認識とは、顔の形状や質感、色から年齢・性別・民族・同一人物を認識するものです(一部、表情認識アプリも搭載された顔認識アプリも紹介しております)。
百聞は一見にしかず、ですので、結果からご覧下さい。
それぞれのアプリが私、清水の顔を認識したときの年齢・性別・その他を順に記載します。アプリの精度はいかに?
①30歳プラスマイナス5歳・女性
➡女性と判断されている!肌がきれいだからかしら!!笑(お問い合わせ先:株式会社JVCケンウッド・公共産業システム)
②26歳・男・15%の強度の笑顔
➡26歳!の頃はまだ学生で懸命に毎日勉強をしておりました。しかし!!微妙な笑顔を正確に認識しておりますね。(お問い合わせ先:株式会社アロバ)
③33歳・男・悲しみ
➡悲しみ表情演技してみました。ちゃんと認識されていますね。(お問い合わせ先:オムロン株式会社)
④23歳・男
➡23歳!早稲田に通っていた頃ですね。よく通ったハンバーグ屋さんと弁当屋さん、まだあるかな~(お問い合わせ先:株式会社セキュリティー・セキュリティー)
⑤35歳・中立顔
➡!!!!!!!(お問い合わせ先:株式会社SFC)
⑥メガネあり:35歳・男 / メガネなし:25歳・男
➡メガネのあり・なしで年齢判定が変わるのですね!(Promiseテクノロジー株式会社)
答え合わせをしましょう。
そもそも清水の実年齢は何歳なのか?!私、1982年7月生まれですので、現在34歳、あと4ヶ月で35歳になります。今回の調査では、⑤の顔認識アプリが一番精度が高いということがわかりました。しかし、一応、他のアプリのことも擁護しておきますと、カメラの性能・距離・角度・明るさによって認識の精度が変わってしまうそうです。
年齢測定は、単なるマーケティング目的だけでなく、競馬場や酒・タバコ購入の際の年齢確認にも応用が期待されているそうです。
他にも顔から同一人物かどうかを認識するアプリがあり、指名手配犯の検挙に応用されたり、お店の常連客を識別し、顔パスゲートに応用したり、同人物の来店数をカウントしマーケティングに利用することが想定されているそうです。
顔認識・表情認識が今後どのように社会に影響を及ぼしていくのか?住みやすい快適な社会実現のために、弊社もテクノロジー分野にこれまで以上に積極的に関わらせて頂きたいと思う所存でございます。
清水建二