前回の表情分析官への道②から少しあいてしまいました。
本日は、表情分析官への道③ということで、
必須条件①TOEIC900点程度を取得することの続きを書こうと思います。
前回は、TOEIC900点相当の英語力をつけるために、到達イメージ、学習期間、参考書についてご紹介いたしました。
ところで、どうせ勉強するならば、
「自分の興味のある分野で英語を勉強したい」
と思いませんか?
ということで、本日は、表情分析について一般向けに書かれたオススメ洋書をご紹介させて頂きたいと思います。表情分析の洋書を英語学習の一環に取り入れることが出来れば、表情学に関する知識だけでなく、単語、専門用語も学べます。そして、一冊読み切ることが出来れば、大きな自信につながります。
以下にご紹介する洋書は全て日本語訳があるので、訳が気になる場合は、確認することも出来ます。
また以下の洋書は全て一般の方向けに書かれているため、内容的には難しくないので、TOEIC700点くらいの英語力があれば、読むことが出来ます。読み切れるか否かは、興味と精神力に左右されるでしょう。
・Paul Ekman, Wallace V. Friesen, Unmasking the Face, Malor Books (2003/09)
(P.エクマン、W.V.フリーセン『表情分析入門―表情に隠された意味をさぐる』誠信書房)
表情分析の入門書として必読書です。
・Paul Ekman, Emotions Revealed: Recognizing Faces and Feelings to Improve Communication and Emotional Life, Henry Holt & Co (P); 2 Reprint (2007/3/20)
(ポールエクマン『顔は口ほどに嘘をつく』河出書房新社)
表情と感情の関係、感情にどう向き合えばよいのかについて日常的な例とともに紹介されています。
・Marianne Lafrance, Why Smile?: The science behind facial expressions, W W Norton & Co Inc; Reprint (2013/1/21)
(マリアン・ラフランス『微笑みのたくらみ:笑顔の裏に隠された「信頼」「嘘」「政治」「ビジネス」「性」を読む』化学同人)
微笑みに特化し、様々な示唆に富んだ研究事例が紹介されています。
David Ricky Matsumoto, Unmasking Japan: Myths and Realities About the Emotions of the Japanese, Stanford Univ Pr; New. (1996/09)
(工藤力、ディビッド・マツモト『日本人の感情世界―ミステリアスな文化の謎を解く』誠信書房)
日本人の表情と感情について文化的な側面がどう影響するのか、西洋文化圏と対比しながら紹介しています。やや難解です。
Paul Ekman, Telling Lies: Clues to Deceit in the Marketplace, Politics, and Marriage (Revised Edition), W W Norton & Co Inc; Reissue (2009/1/26)
(P. エクマン『暴かれる嘘―虚偽を見破る対人学』誠信書房)
ノンバーバルな情報からウソを見抜くことが出来るのか、ということについて書かれている書籍です。表情以外にノンバーバルな言語、ウソ検知に興味がある方にオススメです。英語版の方が日本語版に含まれていない最新の情報が書かれています。
Dane Archer, How to Expand Your S.I.Q. (Social Intelligence Quotient), M Evans & Co(1980/1/1)
(D アーチャー『ボディー・ランゲージ読解法』誠信書房)
TOEIC500点くらいでも読める本です。ボディーランゲージから人の関係性を推定する練習が出来ます。
他にもありますが、続きはまたどこかで。
次回のテーマは、
必須条件②認定FACSコーダーになること
について書かせて頂きます。
清水建二