微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

タッチで伝える、タッチで伝わる

誰かに自分の手が触られたとき、その人の感情が瞬間的に伝わってきた、という経験はありますか?私たちは意識するにせよ、無意識にせよ、他者に触れること、タッチを通じて、人とノンバーバルなコミュニケーションをしています。それではタッチでいくつの感…

うつと表情認知

精神病と表情認知とには様々な関連があることが諸研究より指摘されています。本日は、「うつ」に焦点を当て、表情認知の問題を考えてみたいと思います。 うつ病の患者さんの表情読解能力に関する研究は様々あり、その結論も様々です。うつ病患者さんの表情読…

不安のループ

社交不安障害(Social Anxiety Disorder)という精神疾患があります。社交不安障害とは、社交場面で否定的な評価を受けたり、他人に辱められることに強い不安を感じることを主な症状とする精神疾患のことを言います(Wikipediaより)。 社交不安障害の患者さ…

人は見た目が9割?-CEO編

自信に満ち溢れ、指導力にみなぎり、支配的な雰囲気を醸し出している…そんな顔の持ち主を思い浮かべて下さい。身近にいる人ですか?メディアに出てくる人でしょうか? 身近にいる人だったらこの先、その人について行くことは吉かも知れません。 実はこの3点…

日本人は表情をどう見ているのか?

このブログの読者の方はご存知の通り、エクマン博士を始めとした数多くの研究によって、万国共通に認識されている表情が7種類あります。白人の表情写真を様々な文化圏に属する人々に観てもらい、どんな表情かを推測してもらう実験によって、表情の万国共通性…

夫婦の顔をめぐる謎②

前回のブログでは、夫婦の顔が似ているのは、最初から似ている場合もあれば、時を経るごとに似てくるという場合もあることを紹介しました。 夫婦の顔に関して、何が似ていると感じさせるのかに関して、様々な研究がなされてきました。そんな中、性格の類似性…

夫婦の顔をめぐる謎

「夫婦はお互いに似ている」とよく言われると思います。その似ている点というのは、性格だったり、食事の好みだったり、顔やその他身体的な特徴であったり、します。本ブログは顔に焦点を当てていますので、夫婦の顔の類似性に関して話を進めます。 謎なのは…

赤ちゃんの共感力

赤ちゃんが見ている目の前で、タンスの角に小指をぶつけたとします。 このとき、みなさんは「痛い」顔をしますか? おそらく、みなさんと同じく私も、痛くても、我慢してニコニコ顔を赤ちゃんに向けると思います。 さて、このようなチグハグな状況―痛い状況…