微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

「清水建二の微表情読心術オンラインコース」(with PressPlay)クラウドファンデング1,673%突破!!のご報告

 2025年4月28日(月)時点で、「清水建二の微表情読心術オンラインコース」(with PressPlay)の予約購入者が502名、クラウドファンデングが1,673%を突破しましたことをご報告させて頂きます。予約販売開始1ケ月で、ここまで多くの台湾の方々に支えられ、本当に嬉しく思います。台湾の方々以外でも、繁体字中国語がわかる方、日本人の方にも予約購入・応援して頂いたかも知れません。心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

 

 正式販売は6月12日を予定しております。いましばらく早期割引価格で予約購入して頂けると思います。引き続きどうぞよろしくお願いします。コースの内容・予約購入は以下をご覧ください。

www.pressplay.cc


 本コースの中で、日常生活の中で微表情検知力を高める方法を紹介しております。ここで最近、清水が実践した観察実例をご紹介したいと思います。

 

 東京23区外にあるスターバックスでの出来事です。店員さんが、コーヒーを持ってお客さんの座席に向かいます。お客さんは推定40代の女性。コーヒーを受け取りながら、眉の内側が引き上げられ、店員さんに対し、首を垂れます。私との距離は4~5m。両者の会話は聞こえません。

 

私の問いは、「なぜお客さんの眉の内側が引き上げられたのか?」です。

 

スターバックスでは、ランプの下で自身がオーダーした商品を受け取るので、通常、店員さんがお客さんの席までコーヒーを持ってくることはありません。コーヒーが出来るのに時間がかかり、席で待っていたところ、店員さんが持って来てくれた。だから、お客さんはお礼をした…

 

…とは、私は考えませんでした。眉の内側が引き上げられる表情は、悲しみ感情に関連する動きで、感情を込めたお礼や謝罪のときに生じるものです。通常、私たちは、店員さんがコーヒーを持って来てくれたくらいでは、そこまで感情的になりません。

 

申し訳ない、ありがたい、と思うほどの出来事とは?

 

「お客さんがコーヒーをこぼしてしまい、店員さんが代わりのコーヒーを持って来てくれた」のではないか、と推測しました。この推測にかかった時間は、お客さんの眉の動きを観てから、3秒ほど。観察習慣に加え、表情と感情の知見、対象人物の平均的振る舞い、スターバックス内で起こりそうなことを組みわせることで瞬時に出来るようになります。

 

ところで、気になる答えは何でしょうか?

 

店員さんからコーヒーを受け取ったお客さんは、再度同じ表情をし、首を垂れ、席を移動しました。元々お客さんがいた席を見ていると、店員さんが布巾でテーブルやイスを拭き始めました。私は、コーヒーをこぼす瞬間を見ていませんでしたが、店員さんの行動から先の推測が正しいことを確信しました。

 

 こうした日常的に起きる様々な感情の波を観察・推測する習慣が、商談・交渉相手の意図、採用面接応募者の本音、犯罪容疑者の嘘、政治家の思惑のような重要場面での心理推測に通じます。千里の道も一歩からです。微表情から人間心理と行動の関係を読み解く世界に関心のある方は、是非、弊社のセミナーや「清水建二の微表情読心術オンラインコース」(with PressPlay)をご受講ください。感情世界の彩りを感じることが出来るようになるでしょう。

 


清水建二