微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2025年5月開催「子どもの声なき声を見える化するための微表情検知トレーニング」オンラインセミナー情報

 2025年5月24日(土)及び5月31日(土)18:00より微表情検知トレーニングオンラインセミナーを開催します。

 

セミナーでは、表情と感情研究の第一人者であるDavid Matsumoto博士が開発したKid’s MiX™を活用し、子どもの微表情を読み取る力を養います。このスキルを身につけることで、子どもの“声にならない声”を見える化し、潜在的な問題を浮かび上がらせることが出来るようになるでしょう。たとえば、もっと話を聞いて欲しいという気持ち、勉強への不安、友人とのトラブル、先生との関係、いじめの悩み…。言葉にできなかったり、素直に伝えられなかったりする思いは、子どもの微表情に現れることがあります。

 

また、子どもの微表情を読むことが出来れば、その子の気持ちをより深く理解し、社会で適切に振る舞えるように導くことができます。たとえば、いたずらや嘘などで叱らなければならない場面を想像してみてください。そのとき、子どもはどんな表情を見せるでしょうか?怒り?恐怖?それとも羞恥でしょうか?

 

「なぜそんな気持ちになったの?」と尋ねることで、子どもの感情の背景を知ることができます。そして、表情に応じた対応も可能になるでしょう。もし怒りの感情が見えたなら、「自分のしたことを認めないと、同じことを繰り返しちゃうよ」と優しく諭すことが出来ます。恐怖が見えたなら、「怖がらせてごめんね。あなたのことを大切に思っているから、厳しくしたんだよ」と伝えられるでしょう。羞恥が見られたなら、どれくらい反省しているのかを感じ取る手がかりになるでしょう。

 

微表情を見逃してしまうと、適切な対応のチャンスを逃してしまいます。様々な研究が、適切に感情を表現・抑制する能力と社会的成功の関係を実証しています。子どもの微表情に気づくことが出来れば、「適切」を子どもに教えてあげられるでしょう。

 

子どもと心を通わせ、成長を支援したいと願うすべての大人に本セミナーをおススメします。

 

詳細・お申込みは、次のURLよりご覧ください。

https://peatix.com/event/4383173/view

 


清水建二