鉄道のプラットホームの人々の動きをふと眺めていると、携帯を使っている人、本や新聞を読んでいる人、広告や空などを眺めている人、一緒にいる人と会話している人…と、さまざまです。
こうした人々はみな、電車に乗り込む束の間を過ごす、という目的を持った人々です。しかし、バックやカバンなど自分の持ち物を床に置く、靴を脱ぐ、ホームをふらつく、顔を覆う…などの行為をしている人がいたら、電車に乗るという目的とは違う目的を持っているかも知れません。
本日のブログから3回にわたって、「プラットホームのボディー・ランゲージー鉄道自殺編」と題し、鉄道自殺の意図を持った人々の行動について考えてみたいと思います。
まずはこちらの動画をご覧下さい(最悪の結末は防げたバージョンですのでご安心下さい)。
何か普通とは違う動きを感じましたか?
これまでの研究から鉄道自殺をする意図を持つ人々が行う特別な行動は以下の通りだということがわかっています。
・バックやカバン、IDカードなどの自分の持ち物を落とすか、置く。
・靴を脱ぐ。
・アイコンタクトを避ける。
・不審なしぐさ、異常な行動をする。
・不審なコミュニケーションをする。
・目的なくふらつく。
・顔を覆う。
先の動画の人物は「目的なくふらつく」というパターンに一番近いと思います。
続きは次回お送り致します。
清水建二