微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

DVD購入者特典②―ホンネは反発の中にある

 

 8月3日の刑事塾セミナーにお越し下さった皆さん!ありがとうございます!!新潟、富山、大阪など遠方からもお越し頂き、席も満席となり、皆様のお陰様で大盛況でございました。これからも様々な場所で刑事塾×微表情コラボセミナーを実施して参ります。ご興味のある方は是非!お越し下さい。直近では、9月7日(日)に「末広町」で行わせて頂きます。詳細は森さんのHPにある「セミナーのご案内」という欄をご覧ください。

 

森さんのHP:

http://clearwoods.co.jp/

 

 

 さて、本日は弊社から販売されております「微表情検知テストトレーニングDVD」購入者様への特典をご提供したいと思います。購入者様はDVDにある動画ファイル「Vol4-q14」を参照しながら本記事を読んで頂ければと存じます。

 

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出典:動画ファイル「Vol4-q14」の静止画像

 

※本画像の権利は、株式会社空気を読むを科学する研究所に帰属します。無断転載を禁じます。

 

この表情は何でしょうか?

眉が下がっています…「怒り」ですか?

 

もちろんその可能性もあります。

が、今回はその可能性は低いと考えられます。

あごにコブのような突起が出来ているのがわかると思います。

あごの筋肉(チンボス)が上に引き上げられるとき、このような特徴的な形が顔に表れます。

これは「悲しみ」感情と関係する筋肉の動きです。

したがってこの微表情は「悲しみ」だと判断します。

 

では、眉が引き下がる動きは何なのでしょうか?

これは「悲しみ」表情が顔に表れるのを抑制しようとしている動きです。

「悲しみ」表情の特徴の一つとして「ハの字眉毛」があります。

「悲しみ」感情が込み上げて来ると眉の内側が引き上げられます。

この方は、その動きを押さえようと眉に力を入れたのだと考えられます。

しかし、「悲しみ」感情は他の場所、あごから漏れ出ています。

 

 感情を抑制しようとするときの抑制表情の典型は、自然な表情筋の動きと相反する表情筋の動きです。しかしその動きは不自然となったり、他の顔のパーツから本当の感情が漏れ出たり、特徴的なしわを形成したりすることなどから、感情が抑制されていることがわかります。

 

はい!本日のポイントは、

相反する筋肉の動きはホンネのヒント

でございます。

 

それではまた特典③でお会いいたしましょう。

 

 

清水建二