微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2026-01-01から1年間の記事一覧

「AIに聞くからいいです」と言われないためのコミュニケーション論【カウンセリング編】

精神科医、臨床心理士、公認心理師等の専門家によるカウンセリング、 あるいは私たちが日々応じ、応じられる「ふつう」の悩み相談は、人と人が対峙し、介入する行為です。 しかし、昨今、 「生身の人間に相談するより、生成AIに相談した方がよい」と 感じる…

「AIに聞くからいいです」と言われないためのコミュニケーション論【接客編】

昨今、「店員さんに聞く前に、まずAIに聞く」という行動が広がり始めています。 宿研の調査では、2025年夏に国内旅行を終えた1,000人のうち、 32.6%が宿泊先探しに生成AIを活用していたことがわかっています。 JTB総合研究所の調査でも、週1回以上生成AIを…

「AIに聞くからいいです」と言われないためのコミュニケーション論【教育・養護編】

宿題に取り組む子どもに、「AI、使ってもいい?」と聞かれたことはあるでしょうか。 全国の小学3年生から小学6年生とその保護者 1,032組を対象にしたベネッセコーポレーションの2025年調査では、 生成AIを利用している小学3〜6年生の約6割が、 「分からない…

「AIに聞くからいいです」と言われないためのコミュニケーション論【リーダー編】

部下とのコミュニケーションに気を遣う上司の声をよく見聞きします。 生成AIとのコミュニケーションが当たり前になりつつある今日、 「AIに聞くからいいです」と思われたり、言われてしまったりすることも。 20代の若手社員595名を対象にした レバレジーズ/…

AI時代に求められる「観察・共感・伝達」とはーいま、対人コミュニケーションに起きている変化

「AIに聞くから、大丈夫です」 「人間に相談するより、生成AIに聞いた方が心地よいな」 「私の気持ちに向かって対応してくれていないな」 ――そんなふうに言われたり、ご自身で思ったりしたことはないでしょうか。 生成AIは、私たちの仕事や学びを大きく変え…

反対意見を見えなくしたくなるとき――書店での一場面から考えた、AI時代の「自分が正しい」感覚

ある日、書店で新刊を眺めていると、 書店には少し似つかわしくない、不穏な声が聞こえてきました。 60代くらいの女性(以下、女性):なんでこの本が平積みなのか知りたいの。書店員:新刊で売れそうな書籍は、このように並べております。女性:高市政権の…

表情分析に関わる資格には何があるか?―目的別に見る学び方の選択肢

表情分析や微表情検知を学びたい方から、「表情分析の資格はありますか?」「どの資格を取ればよいですか?」と質問を受けることがあります。表情分析に関わる資格やトレーニングはいくつかありますが、それぞれ目的や内容が異なります。ここでは、表情や微…

「何かを言いかけるような目」は、どう演じるのかーFACSから考える表情表現のリアルとデフォルメ

本日は、表情の演技、つくり方、表現法について書きたいと思います。 ドラマやアニメなどで表情を表現するとき、人間の感情が可能な限り忠実に表れたリアルな表情がよいのでしょうか。それとも、視聴者に伝わりやすいよう、少し大きく、わかりやすく表現した…

ディープフェイク時代における表情分析インテリジェンス―「フェイシャルプロファイリング」の未来を考える

もし、首脳会談の前に公開された相手国リーダーの映像が、本物ではなかったらどうなるでしょうか。あるいは、本物の映像であっても、都合のよい部分だけが切り取られ、相手の心理状態を誤って読ませるために編集されたものだったらどうでしょうか。2026年5月…

嘘のサインから嘘を見抜くということについて思うこと

嘘を見抜くということについて、私の考えを記しておきたいと思います。 「嘘のサインから嘘を見抜く」という言葉をよく見聞きします。 わかりやすい表現ゆえ、私も便宜上、使わないことはないのですが、 嘘のサインという言葉は、廃止した方がよいかも知れな…

素敵な笑顔とエイプリルフールとラジオと

私は表情分析の専門家ですので、一瞬一瞬に表れる表情の変化に敏感です。ですが、私が敏感なのは表情そのものだけではありません。相手の表情が、自分の身体感覚にどのような影響を与えているのか、ということにも自然と意識が向きます。 幸福、軽蔑、嫌悪、…

トランプ大統領の「真珠湾攻撃」発言に高市首相はどう反応した?

米ワシントンで19日(日本時間20日)に行われた日米首脳会談において、トランプ大統領の「真珠湾攻撃」発言に対する高市首相の反応が様々に報道されています。 私の所感を書きたいと思います。 まずは件の動画をご覧ください。 youtu.be トランプ大統領の発…

スターバックス訪問記#1

仕事やプライベート問わず、私はスターバックスに訪れます。無論、地域や国によってある程度の違いはありますが、 概ねサービスや建物内は規格化されており、 自分のベースラインを整えるお手軽な方法に感じます。 本日、訪問するスターバックスはこちら。 …

表情分析でいくら売り上げが伸びるのですか?

十数年、空気を読むを科学する研究所を経営する中で何度も尋ねられて来た質問があります。 「表情分析でいくら売り上げが伸びるのですか?」 といった表情分析(表情伝達含む)研修の効果についてです。 先に答えを述べたいと思います。 わかりません。 二つ…

続報:トランプ大統領の「イランとの戦闘終結は、間もなくだ」という言葉を、今どう見るべきか

3月11日に書いた本ブログの記事では、トランプ大統領が「イランとの戦闘終結は、間もなくだ」と述べた際、右肩をやや引き上げる微動作が見られたことに注目しました(13日に改めて異なる角度から撮影された映像を観ると、トランプ大統領の右肩だけではなく左…

イランとの戦闘はすぐに終わるか?-トランプ大統領の心理分析

【報ステ解説】トランプ氏「戦闘はまもなく終わる」イスラエルと“温度差”原因は【報道ステーション】(2026年3月10日)の映像の0:35-0:45をご覧ください。 youtu.be 「イランとの戦闘は今週中に終わるか」と記者に問われたトランプ大統領は、「そうではないが…

【コース告知】2026年前半開講コースのお知らせ

「そういう言い方、嫌だな…」「AIに聞くから大丈夫です」――便利になったはずなのに、なぜか人間関係が噛み合わない。そんな感覚はありませんか。 生成AIとオンラインの時代、コミュニケーションは効率化しました。けれど同時に、相手の反応を見ないまま進め…

【コラボセミナー告知】仕事を任せたいと思わせる「表情戦略」と「印象改革」

面接・面談で自分の気持ちを伝えたい。プレゼンで企画の良さを伝えたい。営業でサービスの特徴を伝えたい。接客で良い印象を与えたい。部下・同僚に「機嫌が悪い」と勘違いされてしまう――。 対人コミュニケーションでは、自分の気持ちと相手からの見え方がズ…

【2025年版】東洋経済オンライン執筆表情分析記事検証結果~表情分析の妥当性はどのくらい?

2024年末に続く、検証記事第二弾です。2025年に東洋経済オンラインにて執筆した表情分析記事の妥当性を検証をしたいと思います。私の推測の何が当たり、何が間違えていたか。2025年に執筆した記事の中で結末が明らかとなり、検証可能となった記事は、次の1…

【コース告知】感情・表情認識AIの時代だからこそ、認定FACSコーダになろう

感情・表情認識AIは、動画を読み込ませるだけで「怒り〇〇%」のように出してくれるためとても便利です。ですが、その数字をそのまま真実だと信じ切るのは危険です。AIは基本的に「顔の動き」から「感情ラベル」を推定しますが、現実の表情は顔面筋のコンビ…