微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

宗教タブーと嫌悪感

本日は、「ウソ検知の科学」をお送りする予定でしたが、気になるニュースがあったのでそれについて一言書かせて頂きたいと思います。 宗教タブーと嫌悪感についてです。 特定の宗教を信じているからこそ感じてしまう嫌悪感というものがあります。 東京入国管…

感情と会話のシグナルー解説編

先週の記事で感情と会話のシグナルに関する問題を出題させて頂きました。本日はその解説をさせて頂こうと思います。前回問題として使用した画像は以下の通りです。 ※本画像の権利は、株式会社空気を読むを科学する研究所に帰属します。無断転載を禁じます。 …

ウソ検知の科学⑫―警察官のウソ検知能力②

前回、ウソ検知実験の多くは、大学の実験室において行われ、ウソをつく人々は大学生なので警察官が実務で直面するウソ状況とは違う、ということを書きました。そこで本日は、本当の犯罪に関する証言に対して警察官はウソを正しく判定できるのかについて調査…

感情と会話のシグナルー問題編

私たちがコミュニケーションのために使う顔の動きは、大きく2つに分類することが出来ます。一つは、感情を伝える表情で、もう一つは、会話の流れを調整する会話のシグナルです。 本日は、眉の動きに関してその違いをご紹介しようと思います。 意味の特定され…

ウソ検知の科学⑪―警察官のウソ検知能力

私たち一般人のウソ検知能力を測定する諸実験によると(Vrij, 2000)、私たちのウソ検知率は、56.6%であることがわかっています。ウソかどうかを正しく判別することのできる偶然の確率は50%なので(※)、私たちのウソ検知能力は偶然レベルを少し上回る程度であ…

微表情のある風景②―CSが高まるカフェ

「微表情のある風景」第二話です。 本日のお話は… 「シンパシーを感じるカフェの店員さん」 私がよく行くスタバでのこと。 新商品らしきパンのようなものが目に入りました。 「これは何だろう、どんな味だろう」と思い、店員さんに聞きました。 私:「このパ…

ウソ検知の科学⑩―ウソのサインのウソ・ホント②

ウソのサインに関する誤解はどうして生じてしまうのでしょうか?個人的な経験、「専門家」の話やウソを見抜く系のハウツー本などによって形成されることはよくあると思われます。その中でも、今回はウソ検知に関する誤った認識を広げてしまっている書籍をご…

アメリカ人とアジア人、微表情が出やすいのはどちら?

アメリカ人とアジア人とを比べると、微表情はどちらの顔に出やすいのでしょうか?私の知る限り、このことを直接検証した研究はありません。したがって、結論としては、答えはわかりません。私見としては、皆さんと同じだと思われます。アメリカ人の方が出や…

ウソ検知の科学⑨―ウソのサインのウソ・ホント

ウソつきは目が泳ぐ、身体をモジモジさせる、腕を組む…そんなウソつきの動きにまつわるボディーランゲージを耳にしたことがあると思います。これらのことは、私たち日本人だけが知っている情報でしょうか?日本人特有の動きなのでしょうか?世界の人々も同じ…