微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2020年4月期開講コースのお知らせ

 

空気を読むを科学する研究所主催のコース20204月期が開講されます。今回開講させて頂くコースは、「表情・動作分析総合コース」「表情分析エキスパートコースー表情分析ゼミ編」「清水ゼミ」の3つです。

 

202044日(土)13:00 - 17:00開講「表情・動作分析総合コース」

受講要件はありません。どなたでもご参加頂けます。2019年まで実施しておりました「表情・しぐさ分析総合コース」のリニューアル版となります。詳細及びお申込みは以下のURLよりお願いいたします。

https://peatix.com/event/1423789/view

 

2020411() 13:00 - 17:00開講「表情分析エキスパートコースー表情分析ゼミ編」

受講要件は、「表情・動作分析総合コース」受講済みの方となります。「表情・動作分析総合コース」と本コースを同時受講することは可能です。詳細及びお申込みは以下のURLよりお願いいたします。

https://peatix.com/event/1423814/view

 

2020425日(土)13:00 - 17:00開講「清水ゼミ」

受講要件は、「表情分析エキスパートコースー表情分析ゼミ編」かつ認定FACSコーダーの方となります。詳細及びお申込みは以下のURLよりお願いいたします。

https://peatix.com/event/1427910/view

 

みなさまの積極的なご参加をお待ち申し上げております。

 

 

清水建二

 

「表情・しぐさ分析総合コース」開講のお知らせ(10月5日(土)13:00~in 東京)

 

10月5日(土)13:00より「表情・しぐさ分析総合コース」がいよいよ開講されます。表情・微表情・微細表情・しぐさ・微動作などの正しい意味、読み解き方、トレーニングをご希望の方、ぜひご受講下さい。巷で流布している非言語の間違えた解釈(目線から思考がわかる、ウソつきは顔を触る等)を正し、正しい知識と視点から私たちの感情を見つめます。他者の感情だけでなく、自分の感情も正しく理解することが出来るようになるでしょう。また、さらに今後ますます発展・実用されるAI表情分析の理論的・実用的支柱を理解する上でも有用な内容をご提供します。

 

本講座は、表情分析の専門資格(認定FACSコーダー)を持ち、公官庁・私企業・メディアから表情分析の依頼実績を多数持つ私、清水が指導させて頂きます。

 

本講座は半年に1回の開催です。この講座が受講要件となり、より高度なレベルの講座を受講して頂くことが出来ます。高い志と意思、実践力があれば、表情分析の専門家を目指すことも可能です。

 

まずは本講座、「表情・しぐさ分析総合コース」をぜひこの機会にご受講下さい。お申し込みは以下のURLからお願いします。みなさまと共に学べますことを楽しみにしております。

 

peatix.com

 

 

清水

台湾ビジネス滞在記~新刊発売イベント・微表情セミナー開催のレポート~

 

2019822日(木)~825日(日)まで台湾の台北に滞在しておりました。滞在目的は、私の新しい書籍のプロモーションイベントと微表情1Dayセミナーin 台湾開催のためです。

 

実は両方とも、台湾のビジネスリーダーである林裕峯氏のオファーによって台湾で行うことが出来ました。林氏によると、台湾でも非言語コミュニケーションや微表情の書籍はあるようなのですが、私の書籍(既刊書の繁体字中国語翻訳版2冊)ほど科学的かつ実用性に富んだ書籍はないとのことで、台湾で人気だということです。

 

台湾の方はどんな表情リアクションをするのかな~と、オファーを受けてから数ヶ月の間、楽しみに待っていました。いよいよ台湾に向けて出発しました。

 

22日(木)に台湾の松山空港に到着しました。羽田から3時間。新幹線なら東京―大阪・神戸レベルの時間で到着です。近い!

 

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松山空港で主催者の方々から熱烈な歓迎。この日から最終日まで通訳兼ガイドの方が1~2名、常に私に付いて下さり、何不自由・不安ない滞在となりました。

 

ホテルに移動し、少し休憩。その後、夜市に観光に連れて行って頂きました。胡椒餅と顔ほど大きいチキン、サトウキビジュースなどを頂きました。夜市は、お祭りのような人でにぎわい、様々な温度と様々な声と様々な匂いが入り混じった五感がフルに刺激されるような場所でした。

 

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五感がフルに駆動する夜市

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夜市の入り口にあるお寺。ガイドさんもよく参拝しに来られるとのこと。

 

お祭りのような賑わいから離れ、書店兼カフェへ。しばし歓談しました。

 

 

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日本でもおなじみ書店兼カフェ

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私の書籍が平積みに!林裕峯・清水建二著『同頻溝通:把話說進對方的心坎裡』今周刊、好評発売中です。

いくつかの書店を見てみましたが、どこの書店でも私の本を置いて下さっていました。興味深いこととして、翻訳本が台湾の書店には多い印象でした。また、日本で売れている(何版も重ねている)書籍でも台湾では全く見かけない(翻訳されていない)、あるいは日本の書店では姿を消した書籍でも台湾の書店には置いてある、そんな状況を目にしました。

 

23日(金)はランチで台北101ビルの86階にある中華レストランへ招待されました。台湾料理のコースを頂きました。本場の担々麺や趣向を凝らしたスープがとても美味しかったです。

 

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レストランからの風景。ここまで高いと雨が降っているところと降っていないところがわかるのですね!ちなみに写真の中央の奥の街は、あの千と千尋の神隠しのイメージとなった九份だそうです。

夜は、書籍のイベントでした。30名前後の方にお集まり頂き、1時間30分の間に、本の内容に沿った微表情の世界を動画で紹介し、Q&A、サイン会と続きました。いくつかの地元メディアも来られ、取材して頂きました。ここで一つ発見です。台湾のお客さんは、リアクションが早い!私が何か問うたり、解説すると、「わかる!」「わからない!」「私もそう思う!!」とか、瞬間的にリアクションが生じるのです。301なのですが、まるで11で話しているかのような錯覚に。

 

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書籍イベントの様子。司会の方が会場の空気を温めてくれている。

 

イベント後、イベントの興奮を抑えるためにかき氷屋さんに連れて行ってもらいました。

 

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とってもジューシーなマンゴー入りで美味しいのですが、一人では食べきれないくらい凄い量。一つを3人で分けて食べました。

 

24日(土)は朝から夕方まで微表情1dayセミナーでした。400名以上を超す方々に参加して頂きました。微表情を読み取る動画トレーニング、ビジネス・交渉シーンでの微表情の使い方、2人1組でのアクティビティー、途中途中で抽選会なども行われ、大盛り上がりのイベントとなりました。

 

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イベントの様子。400名以上の参加者の方々。申し込みに対して9割の方々が参加されたとのことです。台湾ではイベントの参加率は6割程度だそうで、微表情の関心度の高さが伺えると、主催者の方がおっしゃってました。

 

台湾で心理学や微表情という話になると…

 

科学者の話は難しい…。

実務家の話は盛られ過ぎ…。

手品やメンタリズムは楽しいけれど、自分は使えない…。

 

そんな声がある中、私のセミナーは丁度、科学と実務の間に位置し、「使える実務科学」として台湾の方々に好意的に受け入れて頂くことが出来ました。言葉の壁が心配でしたが、台湾の国立大学の元先生(現在、フリーの翻訳・通訳者)が通訳をして下さり、バッチリなタイミングで私の熱意を参加者の方々に届けて頂けました。

 

夜はセミナーのVIP席購入者特典で皆様とディナー。こちらも台湾料理のコースで、様々なお肉にお魚と大変美味しく頂けました。ディナー後はお一人お一人と、そして全員で記念撮影。

 

 

25日(日)は午前中、台湾のお寺に見学に行き、13時過ぎの便に乗って帰国して来ました。色々な年齢層の方がお寺に参拝に来られており、信心の幅の広さを垣間見れました。ガイドの方に参拝の仕方やどんな神様・仏様がいるのか教えて頂きました。

 

今回の3泊4日の滞在は本当に楽しいひと時でした。もちろん私はプレゼンターとしての台湾訪問でしたが、主催者の方々は本当に私を気遣って頂き、常にそばにいて下さった通訳兼ガイドの方々は、言葉を訳して伝え、教えてくれるだけでなく、台湾の方々の考え方や街の背景について色々と教えてくれました。

 

今回のイベントに関わって下さった主催者の方々、通訳兼ガイドの方々、通訳の方、イベントスタッフの方々、取材陣の方々、そしてイベントに参加して下さった全ての方々に感謝の意を示したいと思います。謝謝。

 

また来ます。

 

おまけ1

台北の街並み。セブンイレブン(制服も一緒!)とファミリーマートが多い印象です。お店の中は半分くらい日本の商品なのではと思うくらい、日本と同じ。でも袋はくれない。スタバも沢山ありました。コーヒーは同じ味でしたが、メニューが台湾ならではのもの、メキシカン風BBQのサンドイッチなど、があり、美味しかったです。コーヒーとフードを頼みましたがプレートをくれなかったので、台湾では基本的に手持ちなのでしょうかね。台北は、とても日本的というのがシンプルな感想です。

 

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台北の街並み

 

おまけ2

台湾について予備知識を入れるために3冊ほど書籍を読みましたが、書籍以外だと次のYoutubeがオススメです。観光スポットの紹介や日本との違い・共通点、台湾に持っていくと便利なもの、簡単な中国語講座などなど楽しく台湾について学ぶことが出来ます。

www.youtube.com

 

清水

 

 

 

2019年10月期空気を読むを科学する研究所主催コースお申込み開始

201910月期空気を読むを科学する研究所主催のコースお申込みを開始致しました。本日はコースの内容を簡単にご紹介させて頂きたいと思います。詳しくは該当するページをご覧下さい。

 

今期、弊社は次の4つのコースを開講する予定です。①②がレベル問わず、どなたでもご受講頂けるコースです。③④はそれぞれの条件をクリアして頂き、ご受講が可能になるコースです。全コース、68人以下の少人数制となっており、深い学びをして頂くことが出来ます。

 

①表情・しぐさ分析総合コース

https://peatix.com/event/1242872/view

表情・しぐさ観察・分析に関する科学と実践とをハイブリッドさせた内容です。非言語コミュニケーションについて興味はあるものの、あるいはこれまで学ばれてきたものの、実践のない科学理論だけ、理論のない経験則だけに辟易されている方に、オススメです。レベル問わず、どなたでも受講して頂けます。

 

②戦略的インタビューコース

https://peatix.com/event/1245111/view

人を介して情報を得る、人の想いをより正しく理解するには、観察法もさることながら、聞き方が重要です。本コースでは主にウソを見抜くために考案された科学的質問法を利用して、人をより良く理解する方法をワーク中心に学んでいきます。各レッスンにおいて、質問法の理論を学んですぐ、自分で質問し、質問を受け、相手を正しく理解出来ているかを確かめます、実践します。レベル問わず、どなたでも受講して頂けます。

 

③清水ゼミ

https://peatix.com/event/1245279/view

表情分析と対人情報収集の高度なスキルを併せ持つエキスパートを養成することを目的としています。今期のテーマは、「ウソ検知理論の最前線」です。言語・非言語分析・質問法の理論について著名な学者による論文を通じて理論を学び、各種動画を観ながら分析力を高めます。表情分析エキスパートコースー表情分析ゼミ編受講済み及び認定FACSコーダーの方のみご受講して頂けます。

 

④表情分析エキスパートコースー表情分析サプリメント

https://peatix.com/event/1245388/view

表情分析エキスパートコースー表情分析ゼミ編以上、清水ゼミ未満のコースです。表情分析ゼミ編を修了したけど、清水ゼミに行くにはちょっとハードルが高い、そんな方のための清水ゼミ準備講座です。とはいえ、本コースで扱う分析内容は、表情分析ゼミ編より高度で複雑です。表情分析ゼミ編の内容をよく咀嚼し理解した上でご受講下さい。表情分析エキスパートコースー表情分析ゼミ編受講済みの方のみご受講して頂けます。

 

ご質問やご相談ございましたら、弊社までお問い合わせ下さい。

弊社HPhttp://www.microexpressions.jp/company.html

 

 

清水

 

先生・スクールカウンセラーのための表情観察力向上プログラムーどのように感情を察し、接するかープレ動画講義配信中

 

清水がアドバイザーをさせて頂いている一般社団法人つなぐ未来研究所のHP(https://www.inst.279mirai.net/)にて「先生・スクールカウンセラーのための表情観察力向上プログラムーどのように感情を察し、接するかー」をテーマにプレ動画講義を配信させて頂くことになりました。

 

これまで清水による表情観察・分析の講義はライブか書籍(購入者得点動画除く)でしかわからなかったのですが、動画でお伝えさせて頂くことで(微)表情の世界や使い方をより多くの方にお伝えできるようになると思います。

 

1本の動画は10分前後ですので、お気軽に見て頂けると思います。不定期で更新していきますので、「次はどんな話題かな?」と楽しみにして頂ければ幸いです。

 

目下、配信済みの2本の動画をご紹介いたします。

 

第1回 「どのように感情を察し、接するか」(時間:8分49秒)

第2回 「感情のブレを示す表情」(時間:6分28秒)

 

ぜひ、つなぐ未来研究所の活動や(微)表情の応用例にご関心を抱いて頂き、子どもたちが健全かつ安全・安心に育つための環境づくりに想いを馳せて頂ければ嬉しく思います。

 

  

清水建二

認定FACSコーダーの方々へのアドバイス

 

本日は、認定FACSコーダーの方々へアドバイスをさせて頂きたいと思います。

 

FACSコーダーのテストをパスしたら、1000時間のFACSコーディングのトレーニングをして下さい。これがFACSを用いて研究や実務を高水準に行うための必要条件になります。

 

ご存知のようにFACS分析は、正式な分析法として、2人の認定FACSコーダーが独立して分析を行います。それぞれが分析したコード群の相関を取り、0.8~0.9を超えたものだけが客観性のあるデータとして残ります。

 

相関式は、「2人のコーダーのスコアが一致しているAUの数×2」/「2人のコーダーによってスコア化されたAUの総数」ですので、例えば、

 

コーダーAのスコア:1+2+5612

コーダーBのスコア:5612

 

だとすると、(3×2)/8=0.75 になります。

 

FACS認定試験の合格基準は0.7です。したがって、多少のミスをしていても合格基準に達することは可能です(ちなみに、Face Reader7.0という自動表情解析によるコード群と認定FACSコーダーによるコード群との相関は平均0.69という調査結果が2014年に発表されました。つまり、Face Reader7.0は、2014年時点ではFACS試験にパス出来ないということになります)。

 

そこで、コード群の客観性が高いと判断される水準0.8~0.9に引き上げるために、FACS合格後1000時間というトレーニングが必要となります。

 

現在、清水ゼミでは、弊社で学ばれ認定FACSコーダーになられた方々と様々な動画素材を用いてFACSコーディングのトレーニングを継続的に行っています。コーディング毎に相関を測定しており、相関の幅はおおよそ0.5~1です。平均的には0.7強です。

 

1000時間というトレーニング時間は、エクマン教授が推奨している数字ですが、空気研ではより効率的な方法がないか、清水ゼミの認定コーダーらと模索しています。FACSマニュアルの習得には100時間かかるといわれる中、空気研では50時間でコーダー試験をパスする方々も現れました。したがって、0.7から0.9に引き上げる効率的な方法も見つかるのではないかと期待しています。

 

それでは、コーダーの皆さま引き続き頑張って下さい。

またニュースがあればお知らせしたいと思います。

 

 

清水建二

 

空気を読むを科学する研究所4-9月開催講座のお知らせ

 空気を読むを科学する研究所では、少人数対象の講座を半年単位で開催させて頂いております。全ての講座の受講期間は6ヶ月で1ヶ月に1回(原則的に土曜日開催)4時間(13:00~17:00)学んで頂きます。合計で各24時間学んで頂くことになります。受講料は各講座97,200円です。開催場所は東京都港区にある弊社です。

 

2019年の4-9月開催の講座は全部で4種類です。講座ごとに重要なポイントのみ説明させて頂きます。詳細及びお申込みは各講座のURLよりご覧下さい。

 

①表情・しぐさ分析総合コース(46日開講)

弊社が提供する全ての講座の根幹となります。本講座を受講されると、②以降の応用レベルの受講要件が得られます。ただ、本講座のみのご受講でも表情としぐさのメカニズムを習得し、トレーニングを受けることで、一般的なビジネスシーンや日常生活で利用可能なスキルを手にすることができます。

 

peatix.com

 

②表情分析エキスパートコースー表情分析ゼミ編(413日開講)

受講要件は、表情・しぐさ分析総合コースをご受講済みの方のみになります。FACS(顔面動作符号化システム)に基づいた表情分析理論及びその活用知見、応用例を学んで頂きます。英語の学術論文を読むため、ある程度の英語力が必要となります。   2017年以前に開催された本講座のトレーニング内容を6割ほど新しくしたため、再受講も歓迎いたします。

 

peatix.com

 

③戦略的インタビューコース(420日開催)

受講要件は、表情・しぐさ分析総合コースをご受講済みの方のみになります。戦略的に質問することで他者から有益な情報を得る科学的な方法を学びます。本講座は座学よりも、ワークが中心になります。2017年以前に開催された本講座のトレーニング内容を4割ほど新しくしたため、再受講も歓迎いたします。

 

peatix.com

 

④清水ゼミ(427日開講)

受講要件は、表情分析エキスパートコースー表情分析ゼミ編をご受講済みかつ、認定FACSコーダーの方のみになります。最重要あるいは最先端の学術論文を読みます。FACS分析のスキルをさらに向上させるため様々な素材を用いてトレーニングします。FACSコーダーのプロ集団を目指します。

 

peatix.com

 

各講座に関してご質問等ございましたら弊社までお問い合わせください。

 

 

清水建二