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微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

感情コントロールの種類―解説編①

感情の扱い方

 

本日は、1月7日(水)のブログ「感情コントロールの種類―問題編①」の解説をさせて頂きたいと思います。

 

感情コントロールの種類は、強化・弱化・中立化・修飾化・隠蔽化・偽装化の6種類です。それぞれの一般的な解説は『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』に書かせて頂きましたので、本書のp.24~を参照下さい。それでは問題を解いてみましょう。

 

1.異業種交流会での自己紹介の場で、目の前にいる相手が「○○検定1級取得しています。」と言っている。あなたはその検定のことを何も知らないために、特に何も感じていないが、愛想で「すごいですね。」と驚きの表情とともに答えた。これは、(         )である。

 

a. 修飾化      b. 弱化     c. 偽装化     d. 強化

 

➡何の感情もないのに驚き感情があるかのように表情を装っているため、これはcの偽装化となります。

 

2.あなたは、友人に誘われコメディー映画をともに鑑賞している。あはたは、全然面白いとは感じず、時間とお金を無駄にしたことにより、「怒り」を感じているが、友人の手前「幸福」表情を繕い、から笑いをして映画を鑑賞している。これは、(         )である。

 

a. 隠蔽化     b. 修飾化     c. 中立化     d. 強化

 

➡本当は怒りを感じているのにそれを笑顔で隠しています。これはaの隠蔽化です。

 

3.あなたは、友人に誘われコメディー映画をともに鑑賞している。あなたは映画内で起こるコミカルなようなアクションに何の心も動かされない。何も感じていない。しかし友人の手前「幸福」表情を繕い、から笑いをして映画を鑑賞している。これは、(         )である。

 

a. 隠蔽化     b. 修飾化     c. 偽装化     d. 強化

 

➡問題1と同じロジックです。答えは、cの偽装化です。

 

4.信頼していた人間に裏切られて「悲しみ」表情を浮かべて泣いている友人がいる。その友人を励ますと友人は「悲しみ」表情の後に「幸福」表情を見せ、「ありがとう。」と一言述べた。これは、(         )である可能性が高い。

 

a. 中立化     b. 修飾化     c. 偽装化     d. 弱化

 

➡悲しみ表情に笑顔を乗せて、いわば「あなたの励ましに感謝しています」という注釈を与えています。こういう現象をbの修飾化と呼びます。

 

5.テレビ番組に出演しているタレントが「驚き」映像を観て、「驚き」表情を2秒以上顔に表している。これは、(         )である可能性が高い。

 

a. 隠蔽化     b. 修飾化     c. 偽装化     d. 強化

 

➡本当の驚き感情は、1秒ほどしか続きません。2秒続くということは驚きをコントロールしている可能性が高いと考えられます。真の感情をより増幅させて見せる行為を、dの強化と呼びます。

 

 

自分がどんな感情をどのようにコントロールしているか客観的に知ることで、自分の心の状態を知ることが出来ます。「あ~なんか人間関係疲れたなぁ~」と思うようになったら、対人関係でどんな感情コントロールを日々しているかセルフチェックしてみて下さい。そして、なるべく感情をコントロールしなくてすむようなコミュニケーションの方法を工夫する、付き合い方の濃淡を変えてみる、感情をムリさせる境と開放する境を明確にする…等々、考えてみて下さい。心がずっと軽くなると思います。

 

 

清水建二

参考文献 

感情コントロールについては本書p.24~を参照して下さい。

「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く

「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く