微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

2016年7月18日(月)キャリタス就活フォーラムDISCOイベント振り返り

 

本日は、祝日の月曜日に開催されましたキャリタス就活フォーラムby DISCO様のイベントを振り返らせて頂こうと思います。

 

場所は、東京ビックサイトです!

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最近、イベントの日は、曇りの日が多かったので久々の晴天で凄く気持ちよかったです(同時にもの凄く暑くもありましたが、私は夏生まれなので、暑いほど元気が出る人なのです)。

 

セミナー開始の1時間以上前に到着していたのですが、祝日の朝から何やらもの凄い人が!みんな大きいバック持っているし、何だろ?と思っていたら、正面の会場でコミケを開催していたようです。凄いパワーを感じました。

 

さて、本就活セミナーには、ほぼ毎月登壇させて頂いておりますが、月毎に微妙に変わる就活ニーズに合わせ、微妙に、時にはガラっと内容を変えて面接に役立つTipsをご紹介させていただいております。

 

今回の内容は…と、いつものように内容を個別に振り返るのではなく、本日のブログではセミナーに登壇させて頂くにあたっての私の想いを一言書かせて頂こうと思います。

 

私の想いとは、基本に忠実に&柔軟性を大切に、です。

 

私の専門は微表情ですので、就活セミナーの内容は当然、微表情から面接官の感情を読みとる手法の紹介が売りとなるわけですが、必ずしもこの話をセミナーの大部分を使ってお話しするわけではありません。

 

なぜなら微表情を有効活用するには、段階があるからです。その段階とは端的に言うならば、面接の基本を押さえたうえで、必要に応じて微表情という情報を利用する、ということです。

 

面接の基本を知らずに微表情を使おうとすることは全く意味がありませんし、微表情を使わなくてもよいところで微表情を無理に使おうとすることも意味がありません。

 

こうした理由から、私の就活セミナーでは、面接の基本や自己アピールの工夫の仕方に半分以上の時間を注ぎ、わかっている人には確認、わかっていなかった人には有益な情報として、お伝えさせて頂いているのです(とは言っても、面接の基本と自己アピールの工夫の仕方の説明にもオリジナルな視点と自信はありますが笑)。

 

この前半だけの情報だけで面接が上手くいくならば、それで良いのです。微表情を用いる必要はないでしょう。それでももう少しどん欲に、もしくは基本以上の能力を発揮したい、はたまた本当に人の顔を読む能力に自信がない…etcと願う方々のために、微表情のお話をさせて頂いているのです。

 

具体的な面接官の微表情の読みとり方やその対処法については、セミナーで説明させて頂きましたが、様々な面接本にある「面接官の目を見てしっかり話しましょう。」というレベルをはるかに凌駕した、かつ、使い勝手の良い微表情活用法を表情専門家ならではの視点からご紹介させて頂きました。

 

それでも何度も言います。面接官の(微)表情の変化が気になり、面接に集中出来なくなっては本末転倒です。面接の基本と自己アピールの工夫を基盤に、微表情が使えるならば使う程度にして、面接に望んで頂ければ十分だと思います。

 

今回のセミナーを聞きに来て頂いた皆様だけの振り返りポイントとしては、体験・行動の解釈でオリジナリティーのある回答を、ときに面接官の眉が下がるか否かだけに注意して、面接に望もう、ということになります。

 

基本に忠実に、そして様々なスキルを柔軟に使う、面接だけでなく、コミュニケーション全般に言えることだと思います。

 

炎天下の中、リクルートスーツに袖を通して汗をかきながら、先の見えぬ日々を過ごす。この不安はいつまで続くのだろう…。あの不安があったからこそ、今の自分がある、そんなふうに近い将来思えるようにラストスパート駆け抜けて行って下さい。

 

 

街で就活生をみると、心の中で「頑張れ!」と密かにエールを送っている清水建二より。