読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

面接に役立つ言語・非言語観察法―応募プロセスを聞こう①

ビジネス

 

面接官:「どのようなプロセスを経て、弊社に応募して頂けましたか?」

 

この質問は、応募してきてくれた学生さんについて二つのことを教えてくれます。

 

なんだと思います?

 

Thinking Time!

 

…。

 

はい、答えです。

 

①応募企業の志望度合い

②行動力があるか否か

 

が推定できる。

 

それはなぜか?

 

①について

恋愛と就職活動が似ている、とは言い得て妙で、好きな人にアプローチするとき、その人を好きな分だけ、その人に本気度をアピールするため、投資をしますよね。コストを払いますよね(コストとは、単にお金だけを意味しているわけではありません、念のため)。それと一緒です。志望度が高ければ高い分だけ、企業研究や説明会の参加など、応募を決めるまでに様々な準備をしてきているハズです。忙しい学生生活の合間を縫って、どれだけ応募企業に時間というコストを払ったのか、それを見定められるからです。

 

②について

①と密接に関連していることです。応募までのプロセスが、頭の中だけ、もしくはインターネットだけ、一回の説明会だけ、のようにお手軽に決められたのか、説明会に何度も参加し、OB・OG訪問もし、店舗がある会社ならば、その店舗に実際に行き、商品も使ってみた、そんな骨を折るような行動を伴うプロセスを踏んだのかが見定められるからです。

 

自分の社会人経験の大切な第一歩を踏み出す会社なのですから、行動というコストがあまり払わずに応募を決めた学生さんの行動力には「?」が付きます。入社した後に、口だけ君、悩んでばっかり君になってしまわないだろうか?と懸念してしまいます。

 

分析力や思考力、発想力が高いことは良いことですが、そうした能力から生み出されたアイディアを実行する力って、とっても重要ですよね。どんなに素敵な企画書が完成しても、それを具現化する実行力のある人材がいなければ、どんなに素敵な商品があっても、営業周りしてくれる人材がいなければ、意味がないですよね。

 

どれだけ動いたか、これが学生さんが応募企業にかけた想い=コストであり、大切なものを得るためになされる行動力のポテンシャルだと考えられます。

 

さて次回は、この質問法の背景にある科学的な根拠と観察のための言語・非言語ポイントをご紹介いたします。

 

 

清水建二