微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

微表情検知力を高める簡単な方法①

 

微表情のセミナーを行わせて頂いているとよくこんな質問を頂きます。

 

お客さん:「微表情を読みとれるようになるにはどうすればよいのですか?

 

私:「ベストは、弊社製作の微表情検知トレーニングDVDを購入して頂き、定期的にトレーニングして頂くことです。しかし、お金をかけずに、しかも日常生活の一部にも取り入れながら、微表情検知力を高める方法がございます。それは…」

 

①電車がホームに入って来るとき、その電車の乗客の表情を観る

もちろん、電車の中の人の表情は微表情ではなく、普通の表情ですが、電車のスピードが加わることで、微表情検知トレーニングをしているときと似た感覚が味わえます。ただ問題なのは、電車の中の乗客の本当の表情と自分が見抜いたと思っているその乗客の表情が一致しているとは限りません。誤認識している可能性もあります。つまり、正解がわからないのです。この欠点を補うのは次の方法です。

 

②ニュースをミュート(無音)にし、話題が変わるときのキャスターの表情を観る

ニュース番組でニュースの話題が切り替わるときのキャスターの表情をミュートで観ます。そこでキャスターの表情から次のニュースがポジティブな話題かネガティブな話題かを予想します。答えはもちろん、そのまま見ていれば、すぐにわかります。民法のニュースをオススメします。

 

③討論番組、○ネーの虎を観る

討論番組やバラエティー番組で意見の応酬があるような番組の中で、出演者の表情を注視します。彼らの表情から、彼らが次にどんな発言をするか予想します。

 

いかがでしょうか?

ざっと挙げてみましたが、お金をかけずに微表情を検知するトレーニングはできます。ちょっとした工夫、ちょっとした努力、ちょっとした気持ちの持ちようでヒトの感情世界の彩りをビビットに感じられることができるようになります。

 

 

★★★表情分析特別セミナーのお知らせ★★★

「笑いを科学する①~愛想笑いと本当の笑い~」と題した愛想笑いと本当の笑いの見分け方を養成させて頂くセミナーを開催させて頂きます。詳細及びお申し込みは以下のURLよりよろしくお願い致します。

 

開催日:2015年5月22日(金)19:00~20:30(21:00まで延長される可能性あり)

開催場所:株式会社空気を読むを科学する研究所(株式会社Indigo Blueオフィス内)

費用:5,000円(税別)

詳細:

http://www.microexpressions.jp/course/course_sml_20150522.html

 

 

清水建二