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微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

続続・ミラーリングの科学

ボディー・ランゲージ

 

 

ミラーリングをされた人は、その人の動きを真似た人だけでなく、他の人、モノに対しても好感を抱き、同族的な意識を抱く、というミラーリングの波及効果について前回の最後でご紹介しました。

 

ミラーリングの波及効果はどんなところまで及ぶのでしょうか?

こんな実験があります。

 

実験室に実験参加者を招き入れ、実験参加者一人と研究者一人が対面に座り、最近の広告についてディスカッションをします。実験参加者たちは2つの条件に分けられます。一方は、ディスカッションの間、研究者が実験参加者の動きー顔の表情、自己タッチ、手・足の動きーを4秒遅れで真似する条件です。もう一方は、実験参加者の動きを真似しない条件です。ディスカッションは6分程続きました。ディスカッション終了後に研究者は実験参加者に、2枚の絵が描かれた紙を渡し、その2枚の絵がどれくらい似ているか9段階で評価して欲しいと頼みます。

 

実験の結果、研究者に身体の動きを真似された実験参加者は、そうでない参加者と比べ、2枚の絵を似ていると評価する傾向にあることがわかりました。

 

この結果は、真似をされることは私たちの物事の捉え方、人との付き合い方を根本的なレベルで変え得ることを示しています。

 

この実験に加え、様々なミラーリング実験を合わせて考えると、私たちは、真似をされることで、二つのモノをより似ているものとして認識し、他者に共感を覚え、向社会的な行動をとる、ということです。

 

 

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清水建二

参考文献

Where is the love? The social aspects of mimicry Phil Trans R Soc B August 27, 2009 364: 2381-2389