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微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

女性の「笑顔」を科学する③

 

私たちは愛想笑いの裏にある本心にどれだけ敏感なのでしょうか?

 

愛想笑いは、おもにその場の人間関係や場の空気が悪くならないようになされます。否定的な感情を隠したり、相手に配慮するためになされたりします。したがって愛想笑いの裏にある本心は状況に応じて様々です。

 

私たちはそもそも本心からの笑顔と愛想笑いをどの程度区別できるのかについて見てみます。

 

女性の「笑顔」を科学する①での面接場面から、本心の笑顔8場面と愛想笑い24場面が、切り取られ、各30人の男女に、両者の笑顔を区別してもらいます。

 

実験の結果、男性は女性に比べ、愛想笑いを本心の笑顔と取り違えてしまう傾向があることがわかりました。

 

つまり、愛想笑いの裏にある本心を読む、とか言う前に男性は愛想笑いそのものを正しく読み取れていない可能性があるわけです。

 

実は様々な実験において、男性は女性と比較して表情検知の正確さが劣る、ということがわかっています。今回の実験においても同方向の結果が示されています。

 

さらにより面倒な事実がある実験より判明しています。

 

男性は、社交性を示す意味でなされた女性の愛想笑いを性的な意味だと取り違える傾向があることがわかっています。

 

う~ん、、、

 

なるほど、、、。

 

どうすれば、女性は、自分の意図が誤解されずに、社交性が伝わるのでしょうか?

私はその科学的データを知りません。

 

どうすれば愛想笑いの裏にある意味を正しく読み取ることが出来るのでしょうか?

それは弊社の講座にお任せ下さい。

 

「笑顔」の科学、男女間における認知能力の差、笑顔の表出の仕方などなど、そのメカニズムには進化生物学的なメカニズムが静かに横たわっている気がしてド~ンと走り抜けて行きたいところですが、、、三回にわたってお送りしてきました、女性の「笑顔」を科学する、は、今回でとりあえず終わりです。愛想笑いの研究は他にも色々とありますので、今後も折に触れてご紹介していきたいと思います。

 

ではまたいつもの曜日にお会い致しましょう。

 

 

清水建二

参考文献

Woodzicka, J. & LaFrance, M. (2005). Working on a smile: Sex, power, and reactions to sexual harassment. In R. Riggio & R. Feldman (Eds.), Applications of nonverbal communication. Mahwah, NJ: Erlbaum & Associates.