微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

感情を読むメガネ

 

Google Glassという商品をご存知ですか?

メガネに搭載されたカメラで様々な情報を読み取りユーザーにそれを提供してくれる商品です。提供される情報は様々ですが、私が注目している情報は、「感情」です。

 

まずは以下の動画をご覧ください。

 

 

なんとこのメガネ、人の感情を表情から読み取り、ユーザーに教えてくれるのです。現在のところ、人のポジティブorネガティブ、より細かくは、幸福、軽蔑、嫌悪、怒り、悲しみ、恐れ、驚きの基本7感情のみの読み取りが出来るようです。

 

表情に関する研究がさらに進展すれば、より細かい表情、感情の機微、微表情や微細表情、危険人物の探知などにも適応範囲が広がる可能性を秘めています。

 

特に危険人物の探知に適応出来れば素晴らしいと思います。実は、現在まだアメリカで研究途上の分野なのですが、「暗殺やテロなどの暴力行為を数分後~数秒後に実行する意図を持った表情」というものがわかってきています。

 

この表情をGoogle Glassで読み取ることが可能になれば、より安全が確保され、警備効率がグンとアップすることになることでしょう。

 

しかし機械に頼ってばかりではいけません。新しい兵器が登場すれば、それに対抗する手段も登場するのが世の常です。危険表情の読み取りが可能となったら、きっとそれを妨害する装置、電波なども登場することになるでしょう。

 

その時は、やはり、人間の目です。

表情、微表情、危険表情を読み取れる目を養えば、養うほど、表情に対する感知度は向上し、いずれ、意識していなくても、自然に読み取れるレベルまで身体は順応してくれます。

 

機械と人間が相互に補完し合っていく世界

 

Google Glassの展開を追っていきます。 

 

 

清水建二