微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

表情分析

微表情に対する批判への批判

微表情の実用性に対して、肯定的・否定的なものと様々あります。本日は否定的な2つの意見を取り上げ、その妥当性について考えてみたいと思います。 一般の方々及び法の執行官から寄せられるよくある直感的な批判は、 「0.2秒の反応など目視でキャッチするこ…

目の動きからウソを見抜くことはできるのか?―NLP理論の検証編

最初にこちらの映像をご覧ください。 元FBI捜査官がウソの様々なサインについて説明しています。 本日はその中から目の動きに注目してみたいと思います。 目の動きからウソを見抜くことはできるのでしょうか?目の動きから他者のウソを見抜く技術として、NL…

マクロ表情・微表情・微細表情の違い

表情の大きな枠組みとして、マクロ表情・微表情・微細表情という言葉があります。本日は、これらの言葉の定義をご紹介したいと思います。 マクロ表情(macro expressions)とは、日常的なやり取りで目にする表情で、0.5秒から4秒ほど顔に表れます。 微表情(mi…

今週の微表情

今週の微表情です。 好対照ですね。 トランプ氏の表情は微…ではないか。 清水建二

眼輪筋(AU6)のナゾ

眉が中央に引き寄せられる、上まぶたが引き上げられる、下まぶたに力が入れられる、唇が上下からプレスされる。 これらの表情筋が全て同時に起きると、典型的な怒り表情が出来上がります。これらの筋肉が同時に全て動けば、怒り感情の表れを意味するのですが…

過剰な顔文字は人を遠ざける

そんなに関係性が深まっていないのに、グイグイ来る人につい距離をとってしまう、そんな経験ございませんでしょうか?同様にメールでも、関係性が浅い段階で顔文字を多用したメールを送って来る人に、心理的圧迫を感じることがあるかも知れません。 そんなメ…

「くすぐったい」は幸福か苦痛か?

みなさん、くすぐられていますか? …。 まぁ、大人になってくすぐられることはあまりないと思います。しかし、子どものころ誰もが身近な人にくるぐられたり、くすぐったりした経験があると思います。 ところで、この「くすぐられる」という経験は、幸福です…

早く人間になりたいー嫌悪を感じる5ステップ

私は普段、感情について説明するとき、感情の核となる意味をお伝えしています。しかし、少し感情の深淵を覗いてみると、その深さや複雑性というものが垣間見えてきます。それは、畢竟、私たち人間という知的生物の複雑さに通じています。 本日は、私たちの複…

今週の微表情

どんな微表情が観られますか? 感情が抑制された理由は何でしょうか? 清水建二

顔文字の本気度を数値化する

携帯メールの顔文字や絵文字が、テキストメッセージだけでは伝わりにくい気持ちを表すために存在していることは言うまでもありません。しかし、その気持ちの本気度を表現するには、まだまだ対面コミュニケーションに劣るところが多分にあります。 顔文字の本…

6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―幸福編

本日は、「6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―幸福編」です。 しかし、、、いつもとは事情がちょっと異なります。ま、取り敢えず、いつもの流れで始めます。 幸福とは、どんな感情なのでしょうか。 幸福の表情は、口角と頬が引き上がるというものです。…

6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―驚き編

本日は、「6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―驚き編」です。 驚きとは、どんな感情なのでしょうか。 驚きの表情は、眉が引き上がり、目と口が開かれる、というものです。驚きは、予期していないモノの出現によって引き起こされます。驚きを感じている…

6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―恐怖編

本日は、「6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―恐怖編」です。 恐怖とは、どんな感情なのでしょうか。 恐怖の表情は、眉が引き上がると同時に眉間に力が入ります。そして目は見開き、下まぶたには力が入ります。口角は水平に引かれます。表情全体がこわ…

6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―悲しみ編

本日は、「6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―悲しみ編」です。 悲しみとは、どんな感情なのでしょうか。 悲しみの表情は、眉の内側が引き上がり、口角が下がり、下唇が上に引き上がる、というものです。悲しみは、大切なモノ・人を失うことで引き起こ…

6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―怒り編

本日は、「6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―怒り編」です。 怒りとは、どんな感情なのでしょうか。 怒りの表情は、眉が中央に寄り、目が見開き、下まぶたに力が入り、唇が上下からプレスされる、というものです。怒りは、目的達成を阻む障害物や不正…

6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―嫌悪編

本日は、「6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―嫌悪編」です。 嫌悪とは、どんな感情なのでしょうか。 嫌悪の表情は、鼻の周りにしわが寄る、というものです。嫌悪は、不快なモノ・人に接することで引き起こされます。嫌悪を感じている人は、不快なモノ…

釈明のロジック

先日、テレビ東京の「仰天 珍ランキング」という番組に出演させて頂きました。そのとき私が出演させて頂いたコーナーは、謝罪会見をランキングする、というコーナーでした。 危機管理の専門家の方とマナー講師の方と私とで正しい謝罪・間違った謝罪というも…

6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―軽蔑編

本日は、「6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―軽蔑編」です。 軽蔑とは、どんな感情なのでしょうか。 軽蔑の表情は、左右どちらかの口角が引き上げられる、というものです。軽蔑は、不道徳な行為を目撃すること、優越感・嫌悪感を抱くこと、によって引…

6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法―プロローグ

弊社のプログラムの中に「6割は勝つ方法!科学的感情アプローチ法」というものがあります。 「こんな感情にはこんなリアクションが適当ですよ。」 「こんな感情にはこんな言葉をかけると良いですよ。」 ということをサジェスションするプログラムです。 この…

FACSが計測しているもの

視認可能な顔の動きを計測するためのツールにFACS(ファクス)というものがあります。本ブログでも時々、紹介させて頂きました。本日はFACSについて寄せられた質問の中でも最も多く頂く疑問にお答えしたいと思います。 FACSの概要については弊社HPをご覧く…

伝染する恐怖

目の前にいる人の目線がみなさんの背後に向けられ、その人の顔には「恐怖」の表情が浮かんでいるとします。みなさんなら、どうしますか? Aパッと、後ろを振り向く B一目散に逃げる 表情にある様々な機能の中に「他者に重要なシグナルを与える」という機能が…

ベッキーは許せても、舛添知事を許せないのはなぜ?

本日は時事ネタを通して、感情のメカニズムについて学びましょう。 テーマは、 ベッキーは許せても、舛添知事を許せないのはなぜ? です。 「そりゃ、色恋沙汰と政治資金問題は、次元が違うでしょ!そんなこといちいち考えなくてもわかるでしょ。」と言って…

恥・羞恥・憐れみ・軽蔑は、まだ準レギュラー?

百聞は一見にしかず。 本日はいきなり写真から。 以下の表情写真、それぞれどんな表情をしていると思いますか? 図1 ※本画像の権利は、株式会社空気を読むを科学する研究所に帰属します。無断転載を禁じます。 なかなか難しいと思いませんか? 何となくネガ…

似て非なる感情群―思い上がり、誇り、恥、罪悪感

前にも似て非なる感情群として、恥と罪悪感とを比べたと思います。本日のブログは、少し異なる観点から、かつ、種類を増やして、似て非なる感情の違いをご紹介させて頂こうと思います。 思い上がりと誇り、恥と罪悪感、何が違うと思いますか? みなさんが関…

SMAPの表情分析―ブログ編

月曜日(1月18日)フジテレビの「SMAP×SMAP」で生放送されたSMAPの謝罪の様子を多くの方がご覧になったかと思います。そこで多くの方が感じたことは、「違和感」ではなかったでしょうか?この「違和感」の原因は何だったのでしょうか? 一言で言うと、話され…

埋め込まれた情動の記憶

感情経験は進化生物学的な基盤を持ち、感情経験に伴って表出される表情筋の動きは、先天的なものであるとされています。 本日はこのことを示してくれる興味深い実験(Dimbergら,2002)をご紹介したいと思います。 実験参加者らに、笑顔もしくは怒り表情の写真…

笑いをこらえる

笑いを抑える状況ってどんな場合でしょうか? 公の場で思い出し笑いをしそうになったとき、 いたずらやゲーム、その他ウソなどで相手を上手く出し抜いているとき、 勝負事に勝った側が、敗者を気遣っているとき、 見ず知らずの人が転んでいるのを目撃してし…

アルコールとタバコと美女・美男

先日10月24日付の「アルコールと表情読解のカンケイ」のブログで、こんなことを書きました。 アルコールを飲むことにより平衡感覚がズレ、左右非対称の私たちの顔が左右対称に補正され通常よりも美しく認知される、つまり、中程度の美しさの顔の人々が、美女…

下唇が引き上げられる動きの意味

面接官シリーズは、水曜日配信にしました。 ですので、前回の続きは来週水曜に配信させて頂きたいと思います。 土曜日は、単発ネタをしばらく続けようと思います。 本日のテーマは、下唇の動きです。 皆さんは以下の顔の動きを見て、何を考えますか? ※本画…

危険表情②

前回ご紹介した研究によれば、暴力行為が行われている現場にいた人々は、様々なバリエーションの「怒り」表情の中で、特定の表情を暴力行為が引きこされる直前の表情=危険表情として認識した、ということでした。 それでは、その危険表情とはどのような表情…