微表情

フラッシュのように一瞬で表れては消え去る微妙な表情、微表情。このブログでは、微表情、表情、顔を始めとした非言語コミュニケーションの研究や実例から「空気を読む」を科学します、「空気」に色をつけていきます。

ボディー・ランゲージ

ジェスチャークイズ(認識編)

ジェスチャーとは、日本語では「しぐさ」と訳され、専門用語では「エンブレム」と言われます。ジェスチャーの基本的な機能は、言葉の代替です。言葉を使わなくても、あるジェスチャーをすれば、意味を伝達し合うことが出来ます。ただしジェスチャーは表情と…

感情マーケティングの秘密―声編

たまには表情以外のお話でも書かせて頂こうと思います。 表情、ボディーランゲージ、声といった様々なチャンネルから人の感情は発せられます。本日はその中でも声に焦点を当て、声が人の感情にどのような影響を与えるかについて紹介しようと思います。 ・音…

プラットホームのボディー・ランゲージー鉄道自殺編③

今回のブログでは、鉄道自殺者の病歴、心理、表情について扱いたいと思います。 鉄道自殺者の病歴 地下鉄を利用した自殺者に関する28の調査をまとめた研究によると(Ratnayake, Links, & Eynan, 2007)、地下鉄自殺を試みた人々の大部分は、重度の精神病の影響…

プラットホームのボディー・ランゲージー鉄道自殺編②

鉄道自殺の意図を持っている人を見た目から判断することはできるのでしょうか? これまでの調査報告から鉄道自殺の意図を持つ人の異常な行動が目撃されており、注意深く観察していれば、未然に自殺を食い止めることができるかもしれない、というのが一応の解…

プラットホームのボディー・ランゲージー鉄道自殺編①

鉄道のプラットホームの人々の動きをふと眺めていると、携帯を使っている人、本や新聞を読んでいる人、広告や空などを眺めている人、一緒にいる人と会話している人…と、さまざまです。 こうした人々はみな、電車に乗り込む束の間を過ごす、という目的を持っ…

儀礼としてのボディーランゲージ②

前回は犯罪者の表情を題材に特殊な事例を書かせて頂きましたが、今回は、身近な例で考えてみたいと思います。 様々なボディーランゲージを扱う書籍に「『腕組み』は自己防衛や批判のサイン」とか「『両肘を曲げ腰に両手を置く』のは自信のサイン」だとか書い…

儀礼としてのボディーランゲージ①

某テレビ局の依頼である人物の表情分析をさせて頂きました。 理由あってその分析の様子は放映されず、お蔵入りしてしまいました。 その表情分析なのですが、非常に興味深いものでした。 分析したのは警察車両に載せられている人物の表情なのですが、その表情…

ジェスチャーのある風景①―Noのジェスチャー

先日、ほぼ満席状態のスタバで席を探しているとき、一席だけ空いている様子に気づきました。そこに近づいてみると、丸いテーブルに2つのイスがあるのですが、1つの席に女性が座っており、隣のテーブル席の人と話しているのに気づきました。そんなシーンで…

人は見た目が9割?―チームの有能さ編

これまで「人は見た目が9割?-○○編」において個人の顔の瞬間的な観察から何がわかるか、ということに関して様々な研究結果を紹介してきました。今回は集団に焦点を当てます。 人は集団をほんの少し観察しただけで、集団の有能さを予想出来るか? という疑問…

続続・ミラーリングの科学

ミラーリングをされた人は、その人の動きを真似た人だけでなく、他の人、モノに対しても好感を抱き、同族的な意識を抱く、というミラーリングの波及効果について前回の最後でご紹介しました。 ミラーリングの波及効果はどんなところまで及ぶのでしょうか? …

続・ミラーリングの科学

前回は、好感を持つ人の身体の動きを無意識に真似てしまうミラーリングという現象についていくつか紹介させて頂きました。本日はその続きです。 ・ 赤ちゃんのミラーリング 発達心理学の研究より、赤ちゃんもミラーリングをすることがわかっています。赤ちゃ…

ミラーリングの科学

本日は、ボディーランゲージのお話です。 心理学のハウツー本で必ずと言ってよいほど取り上げられる、ミラーリング。 でも、そういった書籍に書かれていないことが意外に沢山あります。 3回に渡ってミラーリングの科学をご紹介したいと思います。 そもそもミ…

タッチの男女差

前回のブログでは、タッチによって多くの感情を伝える・伝わることをご紹介いたしました。その中で、男性は怒り感情に感度が鋭く、女性は幸福感情、共感感情に感度が鋭いことを書きました。これはなぜなのでしょうか? タッチの男女差の説明をする前にもう少…

タッチで伝える、タッチで伝わる

誰かに自分の手が触られたとき、その人の感情が瞬間的に伝わってきた、という経験はありますか?私たちは意識するにせよ、無意識にせよ、他者に触れること、タッチを通じて、人とノンバーバルなコミュニケーションをしています。それではタッチでいくつの感…

続続・右は正義?

さてさて前回、前々回、そして今回と利き腕選好の話は続きます。 私たちは利き腕のある方に選好を向けるということが実験室で検証されました。 「身体特異性仮説(The body specificity hypothesis)」(Casasanto,2009)によれば、私たちの思考は、特定の身体動…

続・右は正義?

前回の記事では、文化や言語を通じて「右」と「良きもの」を関連づける傾向にある一方で、私たち個人の選好は、利き腕の方に偏っているという実験結果を紹介しました。 文化・言語が作り上げた「右」側に対する選好と私たち個々人の利き腕に対する選好の不一…

右は正義?

仏教では、「右仏、左わが身」などと言います。イスラム教では、右手は食事のために、左手は汚い仕事をするために使い、右足からモスクに入り、左足からトイレに入る、と言います。インドや中国では、左手で食事を摂ることがタブー視されています。 さらに言…

万国共通なボディーランゲージープライドと恥

本ブログの読者の方はよくご存知のように、7つ基本感情は万国共通の表情として誰の顔にも表れることがわかっております。 それでは、顔以外のボディー・ランゲージで万国共通なものはあるのでしょうか? 結論としては、あります。 ボディー・ランゲージの多…